「為替相場は年に1回くらい大相場がある。その機会に乗って取引きするのがコツ」というのが、FXについて彼の持論です。
彼は数十人のセミナー参加者の前で、黒板を使いながら得意げに彼のFX論を話しました。
その姿が今でも鮮明に思い出されます。
そこには70歳代後半になってもなお生き生きと勉強しているベテラン投資家の姿がありました。
事実、ある期間にかけての円安相場では、彼の相場感がまさに的中し、彼は得意の絶頂にありました。
それから時がたち、彼から久しぶりに電話がかかってきました。
電話での要件は「相談したいことがあるので会いたい」ということでした。
最近の状況をたずねると、数ヶ月前から身体の調子を崩して入退院を繰り返しているといいます。
一人で歩くにも不自由であるとのことでした。
心なしか声にも元気がありません。
早速「会いましょう」ということになり、待ち合わせることにしました。
当日、彼は車椅子に乗って来るものと想像していましたが、意外にも彼は立って待っていました。
いまお孫さんに送ってもらい着いたばかりとのことです。