ロクサーヌ来た。当時のアレクサンドロス様とのことを晴人に傷つけられて、長いことあなたはずっと、
大切ななにかを失ってしまったと思ってきたでしょう?
でもね大丈夫なの。ロクサーヌは信じている。あなたは本当に大切な人とちゃんと出会って、ちゃんと結ばれた、と。
知っているロクセーヌは。正宗がアレクサンドロス、だと知っている。アレクサンドロスが愛花を見つけたと知っている。
だから大丈夫よ。
アレクサンドロスに言われたはず。当時の愛を越える愛を手に入れるべきだと、、。そうして手に入れているから、ほっとしていればいい。
これが私から言えるあなたへの精一杯なの、、。
なぜなら今世のあなたの成長は、どの前世、過去世を見ても、物凄いものだから。サンと同じくらいか、もしくは・・・それ以上。
それくらいすごいのよ。ロクサーヌは言う。この道程はとても激しく辛く、苛烈なものだった。そして私の運命を決定づけたものだった。
そう、当時の私はずっとアレクサンドロス様との愛が本当かどうか、本物かどうか、常に試練に課せられていた。
でもねちゃんと出会えたし、あなたは晴人に出会っただけでも死にたいくらい嫌だったのに、試練に勝ったでしょう?
当時の疑いをちゃんと晴らすことできたしょう?
ジーニーが警察官として家を訪ねてきた、という事実を、部屋だったよね、あなたは見抜けたから、いいの。
たったそれだけのことなのにな・・・、ロクサーヌはとても悲しい。ねぇあなたはね、こんなにもまどろっこしい手段まで私を使役しないと、癒されないくらい辛いんだね。それを正宗に伝えたいのに、テレパシーの人たちが邪魔するから、言えないんだね。
いつも攻撃されて邪魔されるんだね。辛いよね。アレクサンドロス様はいつもそれを、真剣に阻止していたのに。いつも私を守ってくれていたのに。いつも、そう。今度の人生も、そうなのに、辛いよね。ロクサーヌは知っている。愛花が真剣なのだ、と。
みんな真剣じゃないって、テレパシーに来る人は真剣じゃないって思ってるから、
愛花を試すんだよ?かつての王宮にいた、愛花を試し続けた人達の様にね。
ロクサーヌ言う。ロクサーヌは辛かったから、部屋でひとり佇んでいた時にふと思ったんだー、
もう王宮の人たちは、城を捨てたいとね。
そう、だから、これは王宮のいた人たちに、ロクスから、試練だ。
かつてのあの城にいたものたちで、アレックスとロクスの愛をどれだけ知っていたか、
我々二人が与えた試練を、どれだけ理解することが、できているか、
どれだけの人が生き残ることができるかしら?
ロクスは知っている。
ロクスは、選んでいる。
ロクサーヌはあの部屋で、指名してある。だからいいんだ。
ロクサーヌは恋路を知っている♡
だって正宗は愛花に恋をしているから♡
私の部屋を、正宗と私の部屋を、訪れていいのは、本当に、
正宗のブログに掲載されている人たちだけだよ?
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