見たいみたいと思っていたケン・ローチの作品。
最初に観た「リフ・ラフ」はミニシアターの頃で、
まだイギリス英語の響きが好きではなかったのもかかわらず、
彼の映像とそのストーリー性に惚れこんでしまいました。

そして、「レイニング・ストーンズ」を見てしばらく、
「麦の穂をゆらす風」http://www.cqn.co.jp/muginoho/で再びほれ込み、
今回の「この自由な世界で」http://www.kono-jiyu.com/公式サイト よかったぁ

Monody-It's a free world


ケン・ローチの作品の色彩はどこかに「グリーン系」があって、
そのなんともいえない素敵な「グリーン」が映像を柔らかくしているような・・・
カクカクとしたイギリス英語もやんわりと耳に響いてくるような気さえします。
そこがけん・ローチ映画の好きなところでもあるのですが・・・

今回の英国の移民問題をテーマにした作品、
仕事をクビになったシングルマザーが
不法滞在移民の人材派遣事務所を設立するというストーリー。
いつもながらに何かしらで英国経済の問題と、労働者たちの現状を描き出しています。
主演に抜擢されたいうキルストン・ウェアリングの演技、これは迫力もあり、切なくもあり、
両親からは批判ばかりされて、それでも、我が子と自分の人生を真っ正直に生きようとする姿、
とても単なる映画のなかでの演技には思えないほどの「存在の強さ」でした。

是非見て欲しいお勧めの一作です★★★★★

ケン・ローチ作品の「リフ・ラフ」
ひたむきに生きる若者たちの「青春群像」素晴らしい作品でした。
ロバート・カーライルが主演だったのです。
Monody-リフ・ラフ そして「レイニング・ストーンズ」
Monody-レイニング・ストーンズ
 こちらもシネカノン配給でした。シネカノン公式サイトhttp://www.cqn.co.jp/