イタリアのTVドラマで「戦火の奇跡~ユダヤを救った男」のルカ・ジンガレッティ主演。
タイトルからすると、いわゆる「ナチス虐殺物」のようですが、
それがなんとエンニオ・モりコーネの音楽にのって展開するヒューマンドラマ。
ギリシャ、北東イオニア海に位置するイオニア諸島の 一つ「ケファロニア島」
ここが史実に基づく作品の舞台となっていて、景色ともに美しい。

といえば、虐殺物ではないようですが、
史実上、ヒトラーによるイタリア兵大量虐殺、9000名を越える虐殺が行われた島、
「ケファロニア島」での生き残りの捕虜たちの物語り。

対独パルチザン戦線1943 ナチス包囲の島 前編


対独パルチザン戦線1943 ナチス包囲の島 後編


銃殺されるシーンで牧師での「もう十分でしょう」という訴えのもと
死を逃れた生き残り兵士たちの苦悩、捕虜としての日々、そして、
島を脱出して生き残るべき戦いへの希望・・・・

戦争映画としては美しすぎるほどの物語りはテレビドラマだから?
かな と少し迫力に欠ける側面を感じながらも
前編・後編とのめりこんで見てしまったのは、
やはり自国の自国民たちの演技あってのものだろうか?

主演のルカ・ジンガレッティの演技は二作とも素晴らしい。


戦火の奇跡 ~ユダヤを救った男~ 前編


戦火の奇跡 ~ユダヤを救った男~ 後編


テレビドラマはアメリカや韓国だけではないのですよね。

二作とも素晴らしい作品です★★★★★