手首皿のイージー特攻で気をつけること

 

 
私は発狂3段の頃から手首皿を使い始めました。
手首皿に慣れてくると、皿絡みに強くなりどんどんイージーランプが付くようになりました。
 
 
その後、ひたすらイージー特攻をし続けましたが伸び悩んだ時期がありました。
ここでは、手首皿プレイヤーのイージー特攻で気をつけることを書いていきます。
 
 
-- こんな人に役に立つかも? --

・ 手首皿に慣れたプレイヤーでイージー特攻をメインにBMSをプレイしている人
・ 自分の段位でプレイする曲のレベルを決めている人
・ 周りの同段位の人のクリアランプを気にしている人
 
                                                            
 
目次

 

1,手首皿

手首皿とは、皿の回し方の一種です。

主に手のひらの「月丘」と言われる部分で皿を回します。 (手首とはいったい...)

 

 

このあたりを使って~!!

 

 

こう!!!!

 

 

 
-- 良いところ --

皿絡みの譜面に強くなり、特に発狂BMSの譜面のクリアが楽になる。
完全固定運指になるので、皿側の手の押しにくい鍵盤配置を捌く練習に集中できる。

 
-- 悪いところ --

・ 皿側の手の皿同時押しを光らせるのが難しい
・ 固定運指になるので、指を出張させることが苦手になりがち
・ BSSを捌くのに練習が必要になる
 

 

 

 

2,手首皿イージー特攻の落とし穴

手首皿の良いところで書きましたが、手首皿を使うと発狂BMSのクリアが楽になります。

そこに本記事で一番伝えたい落とし穴が隠されています。

 

 

手首皿に慣れてくると難しい譜面を次々にクリアできるため

イージー特攻を中心とした所謂、「地力上げ」と呼ばれる作業に入ります。

 

 

私もそうでしたが、クリアすることが楽しくリコメンドもどんどん上がるため、

イージー特攻を続けていました。

また、他の人の「上達論」を読んでもイージー特攻が大事という記事ばかりだったので

イージー特攻をしていれば上達するものだと思っていました。

「思っていました」と書いたのは自分がどんどん下手になったからです。

 

 

-- イージー特攻をした結果 --

・ 譜面を見ないようになってしまった
・ 打鍵時のごまかし癖が酷くなり、低レベルでもスコアが出なくなった
・ 腱鞘炎が再発した
 

 

 

・ 譜面を見ないようになってしまった 

 自分がイージーでクリアできない譜面をひたすらプレイすることで

  楽に譜面を見ようとした結果、適当に認識をするようになりました。

 

  これにより、密度の高い譜面が降ってきた時だけではなく

  中位の譜面でも何が降ってきているかが分からなくなりました。

 

 

 

・ 打鍵時のごまかし癖が酷くなり、低レベルでもスコアが出なくなった 

  譜面を見なくなった後は、癖がつくだけになります。

  イージー特攻中では縦認識を主に使用していましたが、

  その場の形で誤認識しつつ、タイミングも適当になりただバンバン叩くだけでした。

 

  発狂7段の頃に約3年間イージー特攻を続けましたが、打鍵に癖が付きまくっていました。

  その結果、アーケードの低レベルでフルコンしてもAA+くらいしか取れない上、

  ごまかし癖による空プアが10個以上も出ることがよくありました。

  ※某アゴタクさんとゲーセンで一緒にプレイした時に心配されたのは良い思い出ですw

 

 

 

・ 腱鞘炎が再発した 

  ごまかし癖のついた打鍵は指のムリな動きや力の入った打鍵により

  指や腕に大きく負担がかかります。

  そのため、一度は収まったように思っていた腱鞘炎が再発してしまい

  痛みによりプレイする回数まで減ってしまいました。

 

 

-- 試してみましょう! --
 

  1Pの人は57トリル、2Pの人は31トリルを想像してください。

  自分が認識できないくらいの物量中にその形が降ってきました。

  おそらくは、ごまかし癖がある人はトリルではなく同時押しとして捌くことになります。

 

  実際に、"5→7→5→7→5→7→5"の形を

  認識の厳しい発狂譜面中だと想像して同時押しで鍵盤を叩いてみてください。

 

  とても力の入った打鍵になると思います。

  次に譜面通りのトリルで鍵盤を叩いてみてください。

  変な力が入らずに楽に叩ける上にリズムもはっきりとしていると思います。

 

 

3,イージー特攻は必要なのか?

結論から述べますと必要であり、上達する上で重要です。
イージー特攻は、認識の上限を伸ばすことができるだけではなく、

指が忙しい中でも速く正しく動かす練習になり、それが上達への近道になると思います。

 

 

イージー特攻をする上で気をつけることは、次の2点だと考えています。

 

・ 譜面をしっかり見る

・ できるだけ、ごまかさない

 

 

頭で考えていても、身体は正直です... (オークに捕まった女戦士顔)

ここでは、伸び悩んでいる手首皿プレイヤーにおすすめしたい練習判断方法を紹介します。

 

 

次のグラフは例えですが、発狂7段の小指皿プレイヤーと手首皿プレイヤーの

イージーゲージクリア適正とノーマルゲージのクリア適正を表したものです。

 

 

グラフを見て分かる通り、手首皿プレイヤーは周りの同段位の小指皿のプレイヤーと比べると

レベルの高い譜面とイージーで戦っていると思います。(体験談)

これは、皿絡みの難易度に差がありすぎるためです。

 

 

ここでは、手首皿プレイヤーのノマゲ適正レベルをグラフには載せていませんが、

あなたの戦えるノマゲ適正レベルはいくつでしょうか?

イージー特攻ばかりが上のレベルで、ノマゲの適正レベルは低くないでしょうか?

 

 

 

手首皿イージー特攻プレイヤーの怖いところは、

イージーランプが付くからと言ってどんどん上のレベルに挑戦する必要がある、

周りの同段位の小指皿プレイヤーよりランプが付くために上手い、

と錯覚していまうところです。

 

 

手首皿プレイヤーは皿絡みが簡単な分、

難しい譜面をごまかして取りランプをつけるイージー特攻をしていることがあります。

逆に、小指皿プレイヤーは皿絡みの認識の難しさもあり運指力も求められるので、

少し難しい程度の譜面は落とさずに取れないとランプを付けることができません。

 

 

ここで、手首皿プレイヤーと小指皿プレイヤーの鍵盤力や認識力に差があり

イージー特攻の落とし穴にハマっていくというわけです。

 

 

 

そこで、手首皿プレイヤーも鍵盤力(基礎力)を付けることで、

イージー特攻の落とし穴を回避できると考えています。

次のグラフは主観ではありますが、手首皿プレイヤーの適正ノマゲ難易度を表したものです。

 

 

グラフには段位と難易度が書かれていますが、

要は手首皿プレイヤーがノーマルゲージである程度戦える必要のある難易度と考えてください。

(発狂9段までしか書かれていないのは、自分がそのラインだからです。)

 

 

例えば、発狂7段の手首皿プレイヤーは★14の譜面をノマゲで戦えるまで

鍵盤力(基礎力)を上げてからイージー特攻を行うということです。

※先程の小指皿プレイヤーと比較したグラフを見ると分かりますが、

   手首皿プレイヤーは小指皿プレイヤーよりノマゲ適正レベルが上となっています。

 

 

これは、他の人の上達論の記事では「下限の地力」と表現されることが多いです。

中難易度の譜面は、できるだけごまかさずに叩けるように安定したプレイを目指します。

 

 

ノマゲの適正レベルで癖のつかない認識力や鍵盤力を判断して

イージー特攻をすることが大切だという紹介でした。

 

 

ここで、疑問がいくつかあると思います。

 

-- 疑問のコーナー --

・ ノマゲより、ハードの方が良いのでは?
・ イージー特攻をしないとノマゲ適正レベルも上がらないのでは?
・ いつまで経っても、イージー特攻ができそうにありません!

 

 

・ ノマゲより、ハードの方が良いのでは? 

確かにハードゲージは、ある程度までクリア力を高めてミスカウントを減らさないと

クリアできないので下限の地力の目安になると思います。

 

ですが、私は次の3点からノーマルゲージの方が優れているとお勧めします。

 

1、ハードゲージはごまかして押してしまうことがある

  ハードゲージは残りのゲージが無くなると閉店してしまいます。

  そのため誰しもが経験があると思いますが、

  難しいところはごまかしてゲージの減少を抑えるようなプレイになりがちです。

  ノマゲは途中で落ちる心配がなく、しっかり譜面を見て叩いてミスが出ても問題がありません。

  各個人のプレイの問題ではありますが、ごまかしを減らすことが大切です。

 

 

2、途中で落ちると練習効率が落ちる

  ハードゲージは途中で落ちると、リザルト画面や選曲画面が入り

  プレイする時間が短くなります。

  また、ハードゲージで落ちるということはその譜面の難しいところなので

  そこを練習できないのはもったいないです。

 

 

3、ラス殺しの譜面にハードをつけて勘違いをする

  発狂譜面には、最後の最後に難しい発狂を配置している「ラス殺し」がよくあります。

  言うまでもありませんが、「ラス殺し」はハードゲージの方が簡単です。

  ノーマルゲージで「ラス殺し」も生き残るように鍵盤力(基礎力)を高めましょう。

 

 

 

 

イージー特攻をしないとノマゲ適正レベルも上がらないのでは? 

上にも書きましたが、基礎力という言葉が何度もでてきていると思います。

別の記事で基礎力と練習法については詳しく書こうとは思いますが、

意識して練習することでフルコンをしている譜面であってもイージー力を伸ばすことができます。

 

ノーマルゲージオプション使用時のプレイで気をつけることも別の記事で書きますが、

簡単に3点だけ紹介します。

 

・ できるだけごまかさない(スコアを意識したプレイをする)

・ できるだけ横認識をする

・ できるだけ脱力をする

 

 

 

いつまで経っても、イージー特攻ができそうにありません! 

ここに書いてあることを実践しようとすると、なかなかにイージー特攻が出来ないと思います。

その場合は、認識の調子が良くてスコアの高い日はイージー特攻をするようにしてください。

 

認識の調子が良くて、スコアの高い日は、

癖がつきにくい状態でリズムもキープしやすく質のいいイージー特攻ができると思います。

 

ただ、基礎力が低い状態だとイージー特攻の最初は大丈夫でも途中でごまかし始めるので

癖がつかないように気をつける必要があります。(体験談)

 

 

 

                                                            

 

さいごに、

ここでは、イージー特攻の落とし穴回避方法ついて書きました。

 

 

イージー特攻は、やり方によっては下手になってしまうこと、

下手にならないようにするには、ある程度まで譜面を見て捌く力が必要だということでした。

 

 

ノマゲの適正難易度によるイージー特攻の判断は完全に主観です。

大切なことは、下手になるイージー特攻をしないということですので

各プレイヤーの基準を持つことをおすすめします。

 

 

ちなみに、私が発狂7段で★20のイージー特攻をしてた時のノマゲ適正は★11でした。

(私のノマゲ力低すぎぃ...)

 

その後は基礎力を高めようと★12の「Air -EXTREME-」を何度もプレイしていましたが、

もっと基礎力を確実に向上させる練習方法があることに気づけていませんでしたね........w

 

 

 

最近になって、上達する上で一番必要のないオプションはハードだと感じています。

イージーでプレイしたミスの出る場所やミスカウントでハードができるかが分かりますし、

ゲージを維持するためにごまかしや「ラス殺し」の難易度を考えるとノマゲの方が良く、

ハードゲージの意味が自分のモチベーションの維持くらいかと思いました。

ランプでドヤりたかったら、フルコンや最低でもエクハくらいじゃないと何ともいえないですね...

(一部最上位譜面を除く)

 

 

おわり...