iPhoneアプリ Aroma Pearlへのご意見 | フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

パリ在住19年のTomomiが、フランス本場アロマテラピーや自然療法のお話、日常生活をお届けします

こんにちは。アロマトローグのTomomiです。

 

【一般社団法人パリ・フィトアロマ協会(通称IPAP協会)】を設立致しました!
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フランスのリアルなアロマテラピー、アロマコロジー、イドロラテラピー、フィトテラピー、ジェモテラピーなどの自然療法を、日本で広めて行きたいというのが目的の協会です
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先日、日本でリリース致しましたiPhoneアプリ Aroma Pearl(詳しくはこちら→

に対するご意見メッセージを頂きました!

ダウンロードして下さって、意見まで下さって★

ありがとうございます!とても嬉しかったです❤

 

内容は、ざっくり言いますと

「フランス式の高濃度レシピなので、日本の状況を鑑みるとちょっと心配です」

とのこと。

ごもっともです。

私も考えなかったわけではありません。

私の考えをいま一度整理して、ブログでお話しようと思います。

 

①日本のアロマは基本的に1-2%濃度を推奨しているので。。。

ですね。ですよね。

私のレシピは、フランスのアロマ本で一般的な濃度です。

日本から見ると「え?」と思うくらいの高濃度かもしれません。

 

②日本には高品質な精油が少ないです

そうかもしれませんね。

だから、そういう精油を高濃度で使っても大丈夫なのー?という疑問ですよね。

 

③日本にはアロマの知識を持っている人(店員さんなど)があまりいないので。。。

そうなのでしょうか。フランスもそうですよ。

基本、一般的な町の薬局で

アロマの知識をちゃんと持っている薬剤師を見かけたことがありません。

いるけど少ないのは、日本もフランスも一緒だと思います。

 

私のアプリの内容に関して、そんな疑問がわくのも無理もありません。

 

①ですが、だからといって

日本に合わせて1-2%濃度にレシピを変えようとは思いません。

だったら出さない方がマシです。(私は逆に日本式アロマを知りませんし。。。)

他の方が出して下さるのを待ちます。私がやるべきことではない。

 

日本でフランスのアロマを広めたいなーと思ったときに

情報がオープンになってない(スクールに入らないと得られない)のが気になりました。

もっと情報がたくさんあってもいいんじゃないのー?ということで

このブログをせっせと書いたり、アプリを作ったりしているのです。

レシピという単純な情報ではなく、その背後のアロマテラピーの本質自体

選択肢がたくさんあれば、きちんと広まっていくんじゃないかなと思います。

 

また、高濃度であればいい、わけではありませんが

精油のパワーを実感するには、1-2%濃度では物足りないと思っています。

(ただし、疾患によりますが)

「きいたような、きいてないような、なんとなく?」という感じなのでは?

それよりも、アロマを使っているということだけで

オシャレ、素敵というイメージが先行して

風邪を引いたときにとりあえず精油を使うことに満足している人もいるのでは。

風邪をひいたときこそ、精油のパワーをきちんと実感して頂きたいなと思います。

私の生徒さん達、実際にフランス式の濃度で使ってみたときの感動がもとになって

フランスのアロマをガツガツ勉強し始めていますから。

 

②ですが、これは、消費者の意識をあげること=教育普及につながりますよね。

質のいい精油とは何なのかを、私はしつこくパリや日本でのレッスンで繰り返しています。

アプリの中にも、一応目安は書いてあります。

本気でフランス式アロマをやろうと思うなら、ブランドではなくて

精油そのものの質を見極められる、自分なりの基準を持って頂きたいなーと。

売ってるものが粗悪なら、買わなければいいだけのこと。

みんなが買わなくなれば、売れない商品はなくなるのでは?

 

また、①とも関係しますが

現状、日本で売っている「質の悪い」精油を使うなら

1-2%濃度ならOK

高濃度だとNG

という単純なことじゃないと思うんです。

1-2%濃度であっても、高品質であることが大前提です。

 

アプリ内にも書いてありますが、質のいい精油を使うことが

どんな使い方の場合にも大切かと思います。

なので、アロマテラピーをとりいれる全ての人に

ここに意識を持って頂きたいなと思います。

 

③の問題は、フランスでも同じですが

自分で知識をつけて、いい精油を買えば、店員さんの知識がなくても

きちんとしたアロマテラピーの実践ができると思います。

失敗したとしても、店員さんのせい、本のせい、アプリのせい、ではなくて

自分の知識や判断力が足りなかったということではありませんか?

 

アプリには、「自己責任で」ということが書いてあります。

フランスでは問題ありません。みんな自己責任のもとやっています。

日本は自己責任を負いたくない人が多いのが残念ですが

風邪を引いたときに「お医者さんのところにいく」「市販薬を飲む」という

政府が推奨する(保険がおりる)方法があるにもかかわらず

政府は特に推奨していない民間療法を選ぶことは、自己責任になりませんか?

ハーブティを飲む、ホメオパシーのレメディをとる、レイキをする

精油を摂取する、食養生をする、マッサージに行く、などなど

色々ある民間療法の中での選択は、自分がしたものであるはずです。

人(店員さんやセラピスト)に勧められた時、強要されたり脅されたりしたならともかく

「自分の意志で」選んだのなら、そのチョイスの責任は自分で取るべきです。

 

だからといってアプリの内容に関して

自己責任だからと、適当なことを書いている訳ではありません。

例えばレシピも、私が作っているものの、フランスで売られている

誰もが参照にするような基本文献を10冊くらい読んでいて

それらのレシピをもとに作っていますので、突飛なレシピはありません。

用量、用法もフランスの一般的なレシピにならっています。

そして、必ずその用法用量を守って頂くことも、最初に注意事項として書かれています。

 

それでも、目に見えない不特定多数の人が実践するのですから

その人ひとりひとりの既往歴、薬歴、その日の調子などによって

好まざる症状が出ることもあるかもしれません。

そこを考えていたら、世の中にアロマのレシピ本は存在できなくなりますので

「からだに特別な疾患を抱えていない、標準的な大人」を想定しています。

万が一、おかしいな?と思うことがあれば、すぐに使用を中止して

医師(できればアロマの知識のある医師)の診断を必ず受けて下さい。

これも含め、注意事項はたくさん書いてあります。

 

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と、思いつくままに書いてみましたが、どうでしょうか?

 

アプリは、アロマテラピーを実践している人向けの内容ですが

まったくアロマを知らない人もダウンロードする可能性はもちろんあります。

でも、全ての人にご満足頂ける内容にするのは、難しい。

 

それは言い訳かもしれませんが、私なりにリスクは最大限ないようにしたつもりです。

その上で、

*それでもリスクはあるんだから出さない方がいい(又は内容を変更する)

*リスクはあっても、いろいろなかたちで役に立つ人がいるのなら出した方がいい

の2択ならば、私は後者を選ぶかな。

 

誰かが風穴を開けないと、何も変わらないかなと思います。

日本でも、もうすでにたくさんやっていらっしゃる方がいると思いますが

きちんとしたアロマテラピーの知識を得られる場所、増えたらいいなと思いますし

私もそのお手伝いができたら、と思ってリリース致しました。

 

メディカルアロマという言葉で

今まで日本では推奨されなかった精油の使い方が広まって来ています。

でも、それはフランスではずーーーーっと昔からある治療法です。

それを、危ないから全部禁止したのは、80年代終わりに日本にアロマが入って来たときの話。

(なのでフランス式が普及せず、1-2%濃度のリラックスアロマが普及したのです)

今、また同じような状況なのかもしれません。

が、ネットも発達し、世界中の情報が瞬時に手に取れる現代では

全面禁止するよりは、安全に使える知識をつける方が、逆に危険は回避されると思います。

 

私のこのアプリができることは小さいですが

そういう意識を持った人たちが増えれば、日本のアロマテラピー業界も

安全で安心な「メディカル」な使い方が普通になる日が来るのかもしれません。

 

このアプリに関して、何かお気づきの点があれば、メッセージ下さいませ。

修正すべき点は修正しますし、わかりづらいところは改良したいと思います。

時代に合った、使いやすいアプリであり続けたいと思っています。

どうぞ、Aroma Pearlをよろしく御願い致します!