南仏一人旅 自然がいっぱい編 | 40代からのフランス流ナチュラルケア 香りと植物で、私らしく、美しく アロマトローグ/自然療法士 Tomomi

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パリから香り・自然療法・セルフケア・知的な学びと癒しを、発信しています

こんにちは。アロマトローグのTomomiです。

 

南仏一人旅の続き。今回は自然がいっぱい編です。

アート編→

香水編→

 

ヴァカンスに来たものの、いろいろとやりたいことがあって

広大な地中海を前にして、浜辺で砂と戯れることはありませんでした(涙)。

それよりも、グラースに行かなきゃ!という使命感(?)があり

ニースの海岸線もチラ見、カンヌの港と浜辺も行き帰りにちょこっと通るだけでした。

もったいない!でも、また次回にできるかな。

 

今回の旅の「自然」は、どちらかというと山の方でした。

グラースに国際香水博物館という素晴らしいミュゼがあり

そこがグラースとカンヌの間の街に芳香植物園を持っています。

旅の目的のひとつは、3年前に行けなかったこの芳香植物園。

 

田舎って、基本みなさん車で移動なので、バスがあるだけでもありがたい。

カンヌからグラースまではバスで40分くらい。

グラースで国際香水博物館を見た後で、芳香植物園に行こうと思いスタッフに聞くと

車での行き方しか知らないので当てにならず。。。

で、パンフレットに書いてあるのは、バスの番号だけ(停留所が書いていない!)。

パンフには「A線か20番線に乗れ」とあり、その停留所を聞きに観光案内所に行くと

「600番で行け」と、私の質問のA線か20番線の停留所は教えてもらえませんでした(笑)。

私が「600番で来たので知っているけど、絶対に植物園の前で止まらない」と訴えても

「絶対に600番は目の前で止まる!すぐわかる」の一点張り。。。

腑に落ちないまま乗りましたが、案の定、バス停から徒歩10分くらい。

看板もほぼないし、地図もないので、勘を頼りになんとか行き着きました!

こちらに行く方、心の準備をしておくことをお勧めします(笑)。

 

で、こちらの植物園は、香水に使う芳香植物を集めています。

バラやジャスミン、イリス、シダーウッド、ラベンダー、クラリセージ、ミントなど

たっくさん植えてあるのですが、それぞれ開花時期が違うので

4月の始めでは早すぎて、あまり見どころがなかったかも。

それに、グラースの香水博物館で時間が取られてしまって(あと迷ったし 笑)

入って3分の1を見た辺りで「閉館しますー」となってしまいました。

いい時期を狙って、時間に余裕を持っていきましょう!

 

もうひとつの大自然は、グラース在住の方に連れて行って頂いた

グラースから一山くらい越えた辺りの天文台がある場所。

天文台と、野生のラベンダーと、空しかない、素敵な場所です!

天文台があるくらいなので、この辺りでも特に空気が澄んでいて気持ちがいい!

標高1100mくらいだそうです。

小鳥のさえずりしか聞こえなくて、しばし地面に腰を下ろして

地球と宇宙と交信してきました(笑)。

魂の洗濯というか、絶対にこういうの必要だよなーという無の時間。

締め切りに追われてヒーヒーいったり、家事やこどもの世話でアップアップなことなんて

本当にどうでもいい小さなこと、と思えてくるんです。

うん、悟ったというか、あの世に来たみたいな?

パリにいたら絶対にできない体験でした。

 

私は都会生まれなので、「自然」に親しみがありません。

だから自然って安心する場所ではなかったりします。

そこも冒険というか未知の世界だったり。

でも、自然療法を勉強して、「自然」であることが

どれくらい今の現代社会に必要なのか、頭ではわかっていたのですが

今回、海(ちょっと)、山の中の植物園、山の上で時間をたっぷり過ごしてみて

体や心がシンプルになったような気がしました。

 

自然から離れた場所で暮らしていますが

できればたまには大自然と、できなければ自宅でも小さな自然と対話できるように

自然をもう少し身近に暮らしていきたいなーと思いました。

 

南仏一人旅から帰って来た翌朝から、さっそくガツガツと仕事でしたが

このヴァカンスで得たものを思い出しながら

あまり根詰めずにマイペースに暮らしていけたらなと思っています。

 

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こんな場所でのんびりして、宇宙と繋がったかも!