今週の火曜日、引っ越してきました!

6年弱お世話になったプロビデンスを離れて、イリノイ州はエヴァンストンへ。

 

博論のディフェンスを5月末に終え、飛んできてくれた両親と一週間ぐらい過ごす。

ラボの引継ぎと後始末、プロジェクトの最終まとめ、新しいボスとのミーティング、ボストンの美術館コラボレーターに会う、日本へ送る荷物の手配、エヴァンストンへ持ってくる荷物のパッキング、免許更新、プロビデンスでの友達としばらく会えなくなるのでみんなとBBQしたり、バレエスタジオも最後のクラスまでちゃんと行って、と色々バッタバタで本当怒涛でした笑 家族との死別、離婚、の次ぐらいに引っ越しが人間にストレスを与えるものらしく、そこまでじゃないだろと思いつつ、でもやっぱ大変w

 

そして火曜日の朝4時w 土砂降りの雨の中、プロビデンスにしばしのお別れを。

まぁ人生ほぼ生まれてから転勤族ライフと言っても過言ではない私ですが(最初の渡航は1歳で、以来5-6年ごとに移動してる)、何度やっても慣れませんね。でも、私はもうちょっと居ても良かったな、ぐらいの気持ちで街を離れるのが一番だと思っています。生きていれば逃げるようにしてどこかに行かなきゃいけない事もあるかも知れないけれど、今の所、東京も、シンガポールも、NYCも、プロビデンスも、また帰ってきたいなって思えるタイミングで離れているのでとても幸せ者です。

 

ビーチに見えるけど、湖(ミシガン湖)のビーチなんだよなぁ。

 

特に大学院の5年半は、楽しい事ばかりではなかったから、大学生ぐらいの時までは、基本的にひとりでできるもん体制だった自分から成長して、色んな人にタイミング良く頼る事を学べた日々だったと思います。仕事にしても、人間関係にしても、どちらかというと自己解決したくなってしまう私ですが、そればっかりじゃない。誰かに相談する事で一気に進むプロジェクトもあるし、自分で悶々としていても、正常な判断力がどんどん失われる事もある。そして私の信頼出来る人達は、頼られるのを基本的には嬉しいと思ってくれている人ばかりだから、どんどん色んな人を巻き込んで、これからの研究生活もまい進していこうと思います♪

 

そう思えるようになったのも、コラボ上手なボスやラボの仲間のおかげ。特に、私のボスは、コラボ相手を選ぶのがすごく上手いんです。もう60代なのでベテランですが、30-40代ぐらいの若いPIとも積極的に仕事するし、院生への期待値と信頼が高い。でも、自分よりキャリアを積んでる更なるベテランとも上手に仕事する。そして、ちゃんと、自分のチームに足りない要素を持っている人を選んでくるんです。そのせいか、私のラボに集まってくる人達は、一人でも優秀だけど、チームでも上手に働けるタイプばかりで、それも、どんなに機材がご機嫌悪い時でも毎日ラボに行けた理由のひとつだと思います。研究者はクセがある人が多いのですが、クセが強くてもハートのある人達と一緒に仕事出来て、本当にラッキーでした。

 

そして仕事以外の事だと、まぁまず大学院2年目ぐらいで人生初の大失恋を経験し、そこから立ち直った経験は大きかったなぁ。友達や家族の大切さはもちろん、自分の人間のしての器みたいなもの?も試された時期でした。でも、縋るのは違うなっていうのはズタボロのピークの時でも思っていて、それをプライドと呼ぶか意地と呼ぶかはあれですが、引き際に人間性が出るというし笑 でも、一番辛い時でも、いや辛い時こそ、私は自分の哲学というかスタイルを貫きたくなるみたいで、そういう自分の根性に救われました笑  もちろん、周りの人のヘルプがあって出来た事ですが、コアな部分で、自分への信頼度が指数関数的に爆上がりした出来事でした。 実は最近もお別れしてきたのですが、30手前でこんなに良い人と別れて良いのかとか考えなかったと言ったらウソになるけれど、でもこの時鍛えたコアな所の自分への信頼度が上がっていたおかげで、必要な決断を下せたので後悔はないです。

 

いやー 本当、ちゃんと5年日記付けてればよかったな笑 半年ぐらい結構頑張ったんだけど、ダメでしたw 7月に30になるからそこからまた再スタートしようかなー。 とりあえず、エヴァンストンにいる1カ月の間にやらなきゃいけない事がこれまた怒涛であるので!7月末に日本にたどり着くまで、元気でいられるように頑張りまーす♪