さて、1日にパリから帰国して、2日にはラボに戻り、それから結構バタバタと日々過ごしています。ラボでは現在、新しい実験装置を作っているのですが、既存のものを邪魔しないように、かつかなりキッチキチのスペースの中に収めなければならず、何度も設計図を練り直していたのですが、ようやく実際に工事?に取り掛かっています。ここまで来たらあとは設計図通りに組み立てるだけなのですが、レーザー光線がきちんとまっすぐ届いているように確認するアライメント作業があり、これは各工程でやらなければいけないものなのですが、固定されている100ミクロン(0.1ミリ)の穴に全ての光線が通るようにします。これがもうひたすら上下左右に光線を動かしながら、この小さな小さな穴に光を通す(しかも光は肉眼にはかなり微弱)のが、もはや我慢大会でしかない笑 

 

なので、休憩がてらちょっとずつパリ旅行記第2弾を。

この緑のドアの建物が本館。この家の後ろにサンルームがあって、そこでコーヒーやケーキが飲めたりする、隠れ家的な美術館。写真は借りました。

 

一日目に3つほど小さめ?な美術館を回ったのですが、2日目は朝ごはんがてら近所の小さな美術館、Musée de La Vie Romantique(ロマン時代のパリジャンの暮らしをお家そのままに紹介)とルーブルへ。Musée de La Vie Romantiqueはホテルから数分の所にあった上に、ドネーションなので激安。小さいお家とギャラリーで、置いてあるものの価値というよりかは、そのお家の雰囲気まるごと楽しむための美術館。お庭にあるサンルームでコーヒーとケーキも頼めます。ここからルーブルまで徒歩40分。パリに来てから毎日こういう感じ笑 美術館から美術館へ歩き回る感じ。

 

今回はMuseum Passなるものを買ったのですが、2日、4日、6日間で選べて、値段はそれぞれ52、66、78ユーロ。これでパリ市内、市外の60の美術館・観光スポット(エッフェル塔や、ヴェルサイユ等)に入れるし、場所によってはこのパスを持っている事でファストパス?みたいな列に並べます。私は値段よりも、時間で元取りたかったのですが、結局メジャーな美術館はルーブルしか行けなかったので(オランジェリーに並んだのですが、ファストパスの列でも長かったので途中で断念。せっかくの旅行中にこんなに列に並ぶのもアレだしね)あんまり元取れた気はしないけど、とんとんぐらいかな?ちなみにルーブルは普通に入ると18ユーロ、メジャーなところでなくても10-15ユーロはするので、滞在中に毎日美術館か歴史的建造物を2個以上めぐるようなつもりなら、これで十分元取れるかと。

このピラミッドを設計したI.M.Peiさん、本当にセンスの塊。光によって表情を変え、角度によって表情を変え、以前は要塞だった為に重々しくて四角い印象のルーブルの建物に対して、透明感があり、空に向かって伸びるシルエットが本当に素晴らしいコントラスト。

 

ただ、オンラインでチケットは帰るのですが発送に24ユーロするので、空港かGare du Nord駅(アメリの駅!)でピックアップをオススメしたいのですが、ルーブルに関しては、発券されたパスコード(実物を手にするまで分からない)を使って、時間制予約をしなければならないので、前もってしっかりプランしたい人は、発送してもらうしか手がない。。こういうところ、行政の使えなさが垣間見られる笑 私はGare du Nord駅でピックアップして(これもトロい職員のせいで小一時間並んだ笑)から、その場で次の日のルーブルの予約をしました。

 

ちなみにルーブルは、ライオンズゲートという裏口?の入口と、有名なピラミッドの入口があるのですが、パスの人はみんなピラミッドから入らなきゃいけない事になっています。いつもあんなに混んでいるのか、年末年始だからなのか分からないのですが、ファストパスで、さらに時間制予約にも関わらず(一応各時間帯、定員的なのはある)、30分ぐらい入るのにかかりました。パリ出身の知人曰く、ライオンズゲートの方が見どころなアートに近い入口で列もほとんどないそうなので、パス関係ない人はライオンズゲートから♪ ちなみに出た後にピラミッドのある広場にも戻れるので、わざわざピラミッドから入る必要は特にないかも笑 でも、並んでる時に後ろにいた日本人の同い年の女性と、彼女のお父さんとおしゃべりしながら待てたので、まぁ楽しかったといえば楽しかった笑 

今回は、もう名物だけ巡って、後は次回のお楽しみにしようと割り切って笑 マルリーガーデンを再現したネオクラシック彫刻の中庭、ナポレオンIIIのアパート、ミロのビーナス、サモトラケのニケ、モナリザ、民衆を導く自由の女神、メデューズ号の筏、マレーの死、などなど。きっとまだまだたくさん名物はあったんだろうけど!!あと、地下には要塞だった頃の地下牢?がそのまま残っていて、それも面白いです!絵画はあんまりという方でも、彫刻の中庭と、ナポレオンのアパート、地下の中世ルーブルは凄く楽しいと思います!アート好きじゃない方と一緒にいくのであればそちらを。でも他の部屋ももっとじっくり見たかったし、こればっかりは時間と体力の限界でしたね笑 

 

ちなみに、私は美術館でポストカードを必ずというほど買うのですが、ルーブルのポストカードはいまいちピンとくるものがなく、レジの列も超混んでたのでさっさと出てきてしまったのですが、出てくる途中にあらわれたこのお店!Buly 1803という老舗の化粧品屋。

 

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写真は上下ともに借り物。白襟黒ワンピの店員さんのユニフォームも可愛い。

 

こちらにルーブル限定の、香り付きポストカードがあったのでそちらを自分用のお土産にしました。香りはパウダリーな感じで(好みではない笑)、たぶんどれも一緒?な気がするのですが、絵柄はルーブルの名物のイラストになっていてとっても素敵♪♪ 香りつきマッチとも迷ったけど、今回持ち込みの手荷物だけで来ていたので、万が一空港で取られたら悲しいなと思いパス。

 

ルーブルの閉館後は、セーヌ川を渡って川沿いを歩きながらラテン・クォーターへ。ここは大学が多く集まる学生街みたいです。前述のパリ出身の知人はこのエリアをめちゃオススメしていました。住んでたし、愛着があるのかな。確かにレストランやカフェ、専門書の本屋さんが立ち並ぶ、神保町的な雰囲気がある場所で、楽しいエリアでした♪ もうすでに夜でしたが、にぎやかで明るかったし、女性一人で歩いていても大丈夫。

一応、証拠写真!モナ様の部屋は激混みで、望遠レンズを最大限に発揮させて写真だけ取りました。近くに行く気力はなかった笑 後で、別な絵を見てた時に立ち話したおばさんが、次来る時はモナリザの壁の後ろに立って、モナ様見ようとする人たちを見物するのも一見よって教わった。是非次回。ちなみに同じ部屋にヴェロネーゼのカナの婚礼もあったよ!

 

ラテン・クォーターでは、夜ご飯食べようと思っていたのですがパリに来てからすごい肉食(ビーフタルタルとか、サラミとかw)な気がして、お腹もいまいち空いていなかったし適当なパブでオニオンスープをオーダー。美味しかったw パリはとりあえず適当なところで何食べてもわりと美味しい!そこのウェイターが気さくなお兄ちゃんでオススメのクレープ屋とかをわざわざ彼女に電話で聞いてくれたりしたので、そのクレープ屋には後で行くことにして、しばし周りをウロウロ。有名なShakespeare and Co.という本屋さんにも行ってきて(ビートニク作家達が集まったらしい?歴史のある英語オンリーの本屋さん。いい本が思いつかずになんとなくニーチェの格言集を格安で買ってしまった笑 でも買うとスタンプしてくれるので良いお土産にはなるかも!)、あたりをぐるっと巡ってからオススメされたクレープ屋へ。

 

クレープ屋ではレモンカスタードのクレープを頼んで、パリパリで美味しかったのですが、それより隣に座ったスイス人の中年ご夫婦とのおしゃべりに盛り上がって笑 「それ、美味しそうね」から始まり、豆腐の作り方から私の研究まで、小一時間しゃべっていましたw しかもご主人は農業系の化学者!いっきに距離が縮まるよね。

夕暮れのセーヌ川。今回の旅行では望遠レンズしか持ってきてなかったので笑 

若干構成がおかしいのはそのせいw

 

さすがにくったくたでこの後1時間ホテルまで歩いて帰れる気がしなかったので、オニオンスープを食べたバーに戻って、Wifiを借りてUberを呼んじゃいました。さっきいた常連おじさん達まだいたっていう笑 このあとホテルのシャワーにしばらくうずくまって(バスタブなかったw)疲れた足をほぐしました~~ いやストは予想外とはいえ、私頑張った笑 

 

パリ編、後もう1回ぐらい出来そう?最後の日に行ったモンマルトルの話をしようと思います。

 

via Lab 2107
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