デザイナーkoji shimizuのI Love デザイン

デザイナーkoji shimizuのI Love デザイン

デザイナーkoji shimizuによるデザイン総合ブログ。
プロのデザイナー観点からデザイン解説やレイアウトのポイントはもちろん、ロゴや名刺、広告やweb、文字といったデザインに至るまで、マーケティングを意識したデザイン、日々目にするユニークで面白いデザインもご紹介。

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今日はあるブランドに隠された実は…な話をご紹介したいと思います。

コチラ↓

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はい、皆さんご存知adidasのスニーカーです。

ドイツ発祥のブランドですが、スポーツから普段靴まで今もなお世界中で愛されているブランドですよね。
特に、このLA Trainerに見られるようなクラシカルな雰囲気のものは、プレタポルテの展示会としては世界最大級のイタリアのPITTIで、ここ数年間で非常に高い人気を誇るファッションアイテムとしても注目されました。

ところで、皆さんにお馴染みのこの
adidasの3本ライン、
実は元々ブランドのアイコンとしてではない別の意味があったのはご存知でしたか?

なんでも、
創設者であるダスラー氏が、靴を履いているうちにシューズの皮革が伸びすぎてしまわないよう補強をした上で、さらにフィット感も高まるようにバンドをサイドに縫い付けたことがきっかけのようです。

3本でなく2本でも良かったのか、はたまた3本の方がデザイン性が良かったためにそうしたのかはわかりませんが、もしかしたら2本ラインのadidasになっていたかもしれませんね。

意味のあるものが結果的にデザインを向上させる機能美。

“形あるものには必ず意味がある”なんて言葉もありますが、
まさに履く人の事を考えた結果が美しいデザインを産んだひとつのケースではないでしょうか。



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引っ越しに伴い徐々に気に入った家具を揃えている私。
今日はちょっと視点を変えて、ある変わった家具をご紹介しましょう。

コチラ↓

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ジョニーブリッグスという方がデザインした椅子です。

これ…

座れませんよね…。

椅子という座るための道具から一番重要な機能を取り除いたデザインみたいです。

斬新というかなんというか、
奇抜というかなんというか。

椅子そのものはシンプルなんですが、座るのを拒否してしまっています。

デザイナーはどんなメッセージを込めてこの作品をデザインしたのでしょうか。

デザインとは時に万人に受けない厳しい評価を下される事がありますが、
我が道を行くデザインとはまさにこの事!

家具屋さんに置いてあったら面白いですね。


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最近は暖かい日が続いていますが、
寒い国ならではのあの商品でこんなものを見つけました。

コチラ↓

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ロシアの有名なお酒ウォッカ。
こちらは『SAMURAI VOOKA』という商品です。

海外のものですね。
刀でズバッと切ったような形が印象的なデザインです。
アルコール度の強いウォッカの刺すような刺激と、刀の鋭さをイメージしたのかは分かりませんが、
なかなか面白いデザインだと思います。

しかし、よく見てみるとなんか違和感を感じませんか?

これ、上下のズレる位置が逆なんです。
本来上から斜めに刀を振り下ろした場合、切り口より上が下方向にズレるか落ちるかします。

重力に逆らっていますね。
それとも重力に逆らう程の刺激の強さを表現したのでしょうか?

また、どのように展示するのか分かりませんが、瓶は面白いデザインなのにパッケージは以外と普通だったりします。
パッケージにも何か特徴を持たせても面白かったかも知れませんね。

アイデアは素晴らしいですが、ちょっと“おしい”商品の紹介でした。


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GWは楽しくすごせましたか?
連休明けの一発目はこんな広告をご紹介しましょう。

コチラ↓

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海の環境汚染に焦点を当てた広告です。

白い砂浜に青々とした海が素敵なビーチですが、
実は……
という広告ですね。

ゴミの捨てられた汚い浜辺に『海をキレイに!』なんてキャッチでもいいのかも知れませんが、
こちらの表現の方がはるかに伝わるものがありませんか?

隠されていたものを明るみにさせるという表現も大きなポイントです。


花火や食べかすで散らかった、人で賑わう浜辺のゴミは当たり前なのに、
美しいリゾートビーチでたまたま目にしたわずかなゴミにがっかりしてしまうなんて事はありませんか?

汚いものを見せて訴えるよりも、美しさの中に汚いものを隠すという非日常的な表現がより見るものの共感を得るのだと思います。

海をめくっているデザインも素晴らしい、アイデアと表現の優れた広告デザインですね。


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今日は電車の中でふと目に止まったロゴについてご紹介しましょう。

コチラ↓

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東京ディズニーリゾート30周年のロゴです。

0がミッキーの顔になっています。
“30”というメイングラフィックを打ち消さない程度の簡略化されたミッキーがいいですね。
耳も外枠だけとはいえ、繋げてしまうと右のバランスが重くなってしまいますが、
このように切り離す事によって全体のバランスがうまくとれていますね。

全体の雰囲気やフォントの風合いも合っています。

シンプルですが、記念という特別感やワクワクした楽しい雰囲気がつまった
30周年にふさわしいロゴだと思います。

なんでも
今年4月15日から2014年3月20日までハピネスイヤーというのをやっているそうなので、
皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。


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今回はロゴとその制作費についてお話しましょう。

コチラ↓

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これは
英国放送協会『BBC』のロゴです。
なんてことないシンプルなロゴです。

しかし…

このロゴの制作費は実は驚くべき価格なんですよ。

なんと…



……

180万ドル!!!

日本円にして1億4000万円!!!

こんなの簡単に作れるよという声が聞こえてきそうですね。
いたってシンプルですからね。

前も書かせていただきましたが、
ロゴデザインは非常にその良し悪しが判断しにくい難しいデザインになります。

もちろん見方によって変わってしまうような、視認性が考えられていない不適切なロゴもありますが、
作り込んだから良い、シンプルだから良くないというものでもないのです。

特にシンプルなもの程好みによって大きく意見が分かれ、
最近で言うと、ファストファッションブランド『GU』のロゴに一部否定的な意見がみられますよね。

製作したデザイナーは言わずと知れた佐藤可士和氏ですが、
彼のような名だたるトップデザイナーであっても好みが大きく分かれてしまうというのが現状です。

デザイナーはコンセプトのもとにロゴをデザインしますが、
多くの人々は細かい経緯は知るはずもなく、完成したものの形状だけで判断しますからね。

そもそもがブランドや商品を象徴したエレメントを
シンプルに見やすくグラフィック化したものがロゴですので、
単純に見た目だけの好みで判断してしまうと多種多様な意見が出るのもうなずけると思います。

このBBCのロゴにも、何故それぞれを四角に収めたのか、何故このフォントなのか等
作り手にしかわからないこだわりがあるのかもしれません。

高くても安くてもクライアントが気に入れば、世間に認知されれば、
それは良いロゴデザインという事なんでしょうね。


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最近インテリアに凝っている私。
まずはこれをご覧下さい。

コチラ↓

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ご存知イームズのシェルチェアーですね。
ウッドの足のものや様々なカラーバリエーションが豊富な名作デザインですね。
そしてコチラ


デザイナーkoji shimizuのI Love デザイン

これもイームズシェルチェアー。
凄い!!

ドイツの世界的文具メーカー『
STAEDTLER』のポスター広告です。
製図用品としても有名なメーカーですので、
その精度や品質の高さを表現しているんでしょうね。

商品の性能の高さを面白く芸術的なデザインで表現しています。
使い込んだような鉛筆の風合いもポイントになっていますね。

イームズ夫妻はアメリカ人ですが、
建築や家具のデザインには、このステッドラーの鉛筆を愛用していたかも知れませんね。


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さて、突然ですがこれが何だか分かりますか?

コチラ↓

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車のイラストがデザインされた段ボール箱です。
包装紙と一緒に捨てられています。

が。。。

実はゴミではなくて立派な宣伝広告なんです。

段ボールで郵送され、箱と包装紙を開けて簡単に取り出したように見せることにより、

ミニクーパーの小ささはもちろん、気兼ねなく購入出来る低価格帯や、お手軽さを面白い発想で演出していますよね。

確かに車自体も小さいので、他の車と比較するだけで伝わらない事もありませんが、
このような面白いデザインで目を惹かせることによって、
より商品の持つ特徴を強める事ができています。

広告を出すための許可を得るのに多少面倒がかかりそうではありますが、
この発想、とても素晴らしいですよね。


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みなさんはタイポグラフィーというものをご存知ですか?
簡単に説明すると活字や文字の形状を配置、デザインすることです。

コチラ↓


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これもタイポグラフィーの一種です。

こちらは筆で書いたようなタッチで『夢』と書かれたものになりますが、
様々な手法で文字をデザインする事により、
それだけでグラフィカルなものとして確立する事が出来ます。

世の中には文字の組み合わせだけで芸術的なデザインを生み出しているものも数多く存在しますね。

ちなみに、この夢という文字、
具体的なメッセージを読み取る事が出来るのですが、
皆さんはお分かりになるでしょうか?


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ちょっと面白い商品を見つけましたよ。

コチラ↓

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イワシの缶詰のオイルサーディン





型の

布団です!

パッケージが掛け布団になっており、
掛け布団(パッケージ)をめくったマットレス本体が缶詰の中身になっているんですね。

イワシの大家族でしょうか。
眼鏡をかけたイワシに、アイマスクを付けたイワシ。。。

一番小さい子イワシはクマのぬいぐるみを抱いて寝ていますね。
いい夢を見ているんでしょうね。

かわいいだけの寝具はありますが、このような実際にあるものの特徴を活かしつつ、
ユニークでかわいいくデザインされたものは少ないのではないでしょうか。

これなら小さなお子さんを寝かしつけるのも少しは楽になるのでは。


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