今日、家族で久しぶりにかっぱ寿司に行きました。
私はかっぱ寿司の「海老天握り」という寿司が大好物で、かっぱ寿司に行ったら必ず海老天握りばっかり食べているんですが、むしろそれ以外いらねぇくらいの勢いなんですが、海老天握りってのはなかなか流れてこないんですよね。
かっぱ寿司で海老天握りを食べたい奴はボタンを押して注文するしかないと相場が決まってるんです。
私は今日もごっさ海老天握りを食べる気分で、むしろ海老天握り以外は食わねぇくらいのノリでかっぱ寿司に行ったわけです。
日曜日ということもあり、かっぱ寿司はまさかの24組まちという込み合いでしたが、1時間程並んで、やっとテーブルについたんです。
やっと海老天握りが食べれるわ~と思って最初の3分くらいは流れてくる寿司に海老天握りがないかを観察。
でもやっぱり今日も海老天握りは流れてこない様子。
仕方なく私はいつものようにボタンで海老天握りを注文します。
ごっさ海老天握りが食べたいけど、さすがにいきなり「海老天握り五皿!」とか言えないじゃないですか。思春期の娘が「海老天握り五皿!」は言えないじゃないですか。「海老天握り五皿!」はNGじゃないですか。
それを避けたい私はいつも、「海老天握り2皿!」を10分間隔で注文するという方法で海老天握りをごっさ食べているんです。
この方法だと、丁度2皿の海老天握りが食べ終わる頃に次の2皿の海老天握りが回ってきて、しかも目立たないから恥ずかしくないんです!これは完璧な方法じゃないですか。
周りに悟られず、海老天握りをごっさ食べられるなんて素晴らしいじゃないですか!
で、今日もいつものように海老天握りを10分間隔で注文したんですね。
私「海老天握り2皿」
店「かしこまりました。少々お時間頂きます。」
いつもなら「お時間頂きます」なんて言わないんですが、やっぱり今日は混んでいたので多少時間がかかるみたいです。
…10分後
まだ愛しの海老天握りは私のもとに回ってきていませんが、これくらいの時間だったらそろそろ回ってくる頃でしょう。なのでいつものように更に追加で海老天握りを注文。
私「海老天握り2皿」
店「かしこまりました。少々お時間頂きます。」
やっぱり混んでいるので多少時間がかかるみたいです。
…更に10分後
まだ愛しの海老天握りは私のもとに回ってきていませんが、ま、そろそろ回ってくる頃でしょう。ということで海老天握りを注文。
お母さんも食べたいと言い出したので今度は海老天握りを3皿注文。
私「海老天握り3皿」
店「かしこまりました。少々お時間頂きます。」
やっぱり今日は厨房も忙しいみたいですね。やっぱり日曜日ですから。
…5分後
………!!!!
え?あれ何?
ごっさ海老天握りの行列こっちに流れてきてるけどあれ何?
誰の注文?
もう、逃げ出したかった。
私の綿密な計算から編み出した、10分間隔海老天法が砕け散った瞬間でした。
「うわ!!海老天ごっつ!!」
って前の小学校低学年くらいの男の子2人が騒ぎだしたときは恥ずかしすぎて死ぬかと思った。
お前ら海老天ごときに騒ぐな!!海老天がそんなに珍しいか!!海老天がいっきにごっさ並んでんのがそんなに珍しいか!!
「好きなんやねぇ」
ってお母さん!!息子さんたちに注意しろ!!静かにしなさいと言え!!いや、言って下さい!!!!
もう海老天握りがいっきにごっさ流れてくるんです。
しかもさっきから小学生男子がやたらと海老天の行列にテンションあげてるから周りの人もみんなつられて海老天の行列をみるわけじゃないですか。
「うわ。ごっさ海老天や」とかみんな心の中とかで思うわけじゃないですか。
「ごっさ海老天食べる奴誰やろ」とかちょっと気になりだしてるわけじゃないですか。
で、海老天の行列なんですが、それが誰にでもわかるくらいごっさでっかく32番テーブルってごっさもっさかいてあるんです。
もううちのテーブルしか受け入れ場所がないっていうノリなんです。もううちのテーブル一直線なんです。迷いがないんです。
ちょ店員マジ気ぃきかせろ!!こちとら思春期まっさかりの女子なんじゃい!!思春期まっさかりの女子にこのごっさ並んだ海老天をいっきに取れってか!?7皿いっきに机に並べろってか!?
もっさ心の中で店員に文句を言っても、確実に海老天握りはうちのテーブルに向かってきてるんです。
着実に迫ってきてるんです。海老天握りという天使であり悪魔が迫ってきてるんです。
私には受け入れることしか選択肢は残ってないんです。あとはみんなの注意がそれることを健気に祈ることしかできないってわけです。
「わ!!アンタの海老天きたで!!」
お母さーん!!!!
わかってるから!!そんなことはアンタが気付く大分前からわかってるから!!言われなくてもわかってるから!!もう!!察してよ!!小学生が騒ぎだしたあたりから察してよ!!
マジ嫌いになるわー。マジ嫌いになったわ。
周りからしたら32番テーブルが何処かとか明確にわかってなかったのにさっきのオカンのせいでもううちが32番テーブルってバレバレだわ。海老天行列の受け入れ先ってバレバレだわ。
しかも誰が食べるかまでバレたわ。今ので。
もう周りは私のことを海老天握りがごっさ好きな女としてキャラ設定したわけじゃないですか。
もう私はれっきとした海老天娘なわけじゃないですか。
もうそういうあれな目で見られてるわけじゃないですか。
もうみんなの心の中で私を「海老天女」って呼びだしたわけじゃないですか。
それで帰るときに気付いたんだけど後ろのテーブルにバイトの後輩の家族来てたから。
これあれだわ。次会ったときとかに
「フジモトさん、海老天握りごっさ食べてましたよね」
とか言われるんだわ。間違いないわ。
言われたらまだいいけど
「この前かっぱ寿司でフジモトさんに会ったときもっさ海老天食べてたわ」
とか影で言われたらもう笑えねーから。踏み込めねーから。
もう今日のことはなかった方向でお願いします。
私もなかったことにするんで。お願いします。