イルソーレの酒井です!
自分ではよくわかっているつもりなのに、言葉で、更に文章で表現しようとすると意外と難しく、「自分は何もわかってないなぁ…」と愕然とすることがあります。そんな時は専門書を読んだり、ほかの方のブログを参考にしたり、一度頭を冷やして客観視することで他の言い回しや表現方法が降りてきたりします。
知識も溜め込んでおくだけでなく、定期的に外に出して整理しないと、動脈硬化を起こしてしまいますね。
前回は ‐革靴を手入れするメリットとは?‐ 経営者の格を一瞬で上げる方法 。 革靴の話題も今回で3回目。靴の手入れの実践や良い靴を見つける目利きの実践方法の説明に入る前に経営者向け視点から脱線して、女性側にもお役に立てる情報として書いてみました(笑)男性からしたら、靴に手抜きをすると本人の気づかないところで選択肢から外されているので、より注意してみてくださいね。
見破りポイントその①…立派な装いにかかわらず靴が手入れされていない
全体の統一感に違和感がある方は、普段の生活にもどこか無理が生じていたり、金銭感覚が乱れている方が多いなと個人的実感ながら感じています。
パッと見ですぐにわかる高級スーツと立派なカバン、時計も高そう。それでいて革靴がボロボロ、ヨレヨレで擦切れていたり傷だらけ。意外にもこのように「靴が一番後回しなってしまう方」はいらっしゃいます。そこまで身だしなみに気を使うなら、服装や時計にかけるお金を革靴に回してもらい、さらに気を抜かず手入れをしてほしいものです。
革靴のお手入れは、ちょっとした時間と、ブラシやクリームなど負担のない出費で十分できるので、あと一歩頑張ってもらいたいですね!せっかく、「質の高いものを揃えて男を上げよう」としているので勿体ないです。
私の経験上、ちょっと心配なのが、ブランド物を信奉し、そのブランド名やロゴを前面に出してくる男性。革靴もロゴマーク付きの高級品だったりしますが、不思議と全く手入れをしないため、特に酷くくたびれており、全体の中の一か所だけスポットライトを浴びるように目立っています。
こういうタイプの男性は金銭的にはそこまで困っていないのですが、ブランド物を買うことで自己承認欲求を満たそうとしています。ブランド物に頼る=ブランドロゴが付いていないとお金を使う価値が見いだせない.。つまりブランドの価値で自分を担保しているので、それ以上の男性に成長するにはその壁を破る必要があります。
モノを大切にし、末永く育てていく・自分の人生とともに成長していくという感性が実ってない可能性があるので、「人も大切に扱うか、一緒に成長できるかどうか?」一歩引いて客観的に観察してみる必要はあるでしょう。
(経営者に関して言えば、戦略的に自己イメージをブランディングし、会社の成長のため敢えてそのブランドのイメージを取り込んでいるのであれば全く問題ありません。もちろん靴は手入れされているのが前提です。しかし、テーマがなくブランド色を全開にしていると、社長=会社=そのブランドになってしまうので避けた方がいいと思います。)
見破りポイントその②…はるか昔に流行したデザインの靴をいまだに履いている
いきなりやり玉に挙げてしまいますが、女性からの嫌われ靴No.1であろう「とんがり靴」。
(画像は拾い物です。申し訳ないです。)
今から10年くらい前に流行り、さすがに今では絶滅寸前だと思いますが、意外なタイミングで目に入ります。
正式なビジネスシューズを買うのが面倒くさいのか、お金の節約かわかりませんが、これをビジネススーツに合わせ、平気で出勤している男性の姿を見かけることがあります。
(さすがに会社経営者にはいらっしゃいません…よね?)
ビジネスに使うには「軽く見えて安っぽく、仕事ができなそう」なのに、これをカッコいいと思い自己主張の方法と考えている男性は考え直しましょう。
これを履いて目上の方に会ったり、取引先に訪問することなど考えられませんし、そもそも、ビジネス用途に抵抗もなく使用している時点で、センスやマナーに欠けていると思われてもおかしくありません。ある一定の年齢で仕事用にこの靴を履いている男性は「目上の方や決定権者に会う機会、公の場で何か役割を全うする」経験が無いと捉えられても仕方ありません。
見破りポイントその③…TPO(時と場所と機会)に見合っていない
発表会や食事会、会社訪問、お詫びの場、冠婚葬祭など公の場に出る機会はたくさんあります。もちろんそれぞれの場には、ゲストになったり接遇する側に回ったり、参加者として主役を立てたり、主役になったりと役割が発生します。
結婚式で「ハレの場だから気合を入れてオーダーした高級スーツに身を包んだけど、足元は良くわからないので使い古しの革靴で誤魔化してしまえ。種類や色ごとのTPOはよくわからないし、周りにも気が付かれないだろう」こんな男性って意外と多いのではないでしょうか?
革靴にも役割ごとの種類があり、本来であればそのルールに外れると失礼に当たってしまいます。近年の行き過ぎたクールビズにより、そのルールとマナーが崩れてしまい、とりあえず革靴を履いておけば問題ない、というような空気感になってしまいました。葬儀に関わらず茶色の革靴を履いてきたり、結婚式にスリッポン(靴ひもが無いカジュアル用の革靴)を履いてきたりと、TPOのずれた装いの方が目立ちます。
TPOごとの装い・身だしなみからも、やはりどんな教育を受けてきたか、今までどんな経験があり社会的立場に就いたか見えてきます。だからこそ、靴に対する意識を変え、手入れをしてTPOを意識した選択をすれば、自動的に飛びぬけています。それは誰もが知っているブランドに身を包み目立ったり、アピールすることとは違うのです。
ハレの場でみんな浮かれている中で、派手なブランドを見せびらかしている男性に惑わされずに、全体像をとらえてどこか違和感がないか冷静に観察してみましょう!
いかがでしたでしょうか?
普段の生活が見え、生活感や経済状況、精神状態が一番現れてしまうのが靴。
外見が全てではないですが、中身の延長に外見があります。外見(TPOに見合った装い・身だしなみ)がしっかりしている男性は礼儀や作法、社会性がしっかりしていることが多いので、その辺も判断にとってプラスになります。
今回は経営者向けという視点を変え、女性が男性を判断する視点から書いてみました。
これから本題に戻り、経営者向きの高品質でお得な靴の選び方や手入れ方法などの章も書いていきますね!!