Dia 23 Astorga
アストルガの司教館もまたガウディの設計による。
一見するとディズニーを思わせる外観でいて、内装こそ緻密なデザインの妙が発揮され規律正しくも無限の広がりを感じさせる天体図を見ている様。
この町はチョコレート博物館があるくらい甘いものが有名らしく、私も見たことのない『ANGELINAS』という一品を頼んでみることに。
羊羹の様なものかと予想していたが、とても甘い外郎に似たお菓子で私のお気に入りとなり、店員さんにもありったけのイタリア語で褒めちぎる。
格別の美術と甘いものに触れ大満足な私であったが、実のところ、それ以上に心からの喜びで満たしたのは、同室となった韓国の仲間達との楽しいひとときであった。
食事に誘ってくれ、気さくで親切に接してくれる彼らのオープンマインドに心からの感謝と尊敬を。
ガウディや銘菓を超えて私の心をこんなにも開くものが思わぬところに微笑んでいた。