子どもの摂食障害について書いています。

 前記事で

  子どもの拒食症にきづいたら 2015.9.3

 怖くて、大変な病気ですが、でも誰にでも起こり得て、多少は誰もが経験することでもある病気だということ。

 そこを踏まえて、子どもたちを見てあげるのが大事だと書きました。

 少なくとも、お子さんの状態に気付いて、がっつり正面から向き合うのは得策ではないように思う。

 そして、子どもたちの出すサインはキャッチして、まずはありのままを受け止めるのが大事ですよ、と、書きました。

 前回はさらに詳しく摂食障害について書きました。

  拒食症、摂食障害とは 2015.9.23

 ダイエットハイがさらに子どもたちの病気を見えなくさせていますよと。

 前回ご紹介した厚労省のメンタルヘルスのHP

 「知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス」

 には、こんなページもあります。

 家族や友人が摂食障害になったとき

 ここでも変化に気付いてあげましょうと書かれています。

 そのサインは、

 ・急激な肥満・やせ
 ・髪が抜ける、爪が弱くなる
 ・肌が乾燥して黄色っぽくなる
 ・うぶ毛が濃くなる
 ・指に吐きダコがある
 ・むくみがある 

 そして、私があげていたサイン、

 ・低体温 35度代 手が冷たい
 ・徐脈 1分間に60回以下 脈が遅い
 ・カロチン症 手や顔が黄色い。
 ・月経の停止

 これらを合わせてみてあげてください。

 で、おかしいと思ったら。

 がっつり向き合うなと言いましたが、話しかけてあげるのはどうでしょう?

 主語はIで。

 I、私です。

 たとえば、

 「おかあさんね、この間、拒食症の話を聞いたの。じぶんでもきがつかないうちにやせすぎるみたいだよ。お母さん、心配だな。」

 「手が冷たいね。私も若いころダイエットしてがんばったりしたけど、やりすぎて病気になる事があるみたいだよ。思春期やせ症とか言って、自分でも気が付かないうちにやせすぎることがあるんだって。」

「お母さんね、最近◯◯が痩せてきてるように思うんだけど。自分でも気が付かないうちに痩せちゃう思春期やせ症っていうのがあるみたいで心配になったの。」

 など。

 心理カウンセラーではないのでいまいちうまく書けてませんが、いきなり問いただしたり、責めたりしないで、なるべく私が主語のメッセージを出すのがIメッセージです。

 事実と、私がそう感じているんだということを伝えるのはいかがでしょう?

 人によって関係性は様々なので、これが正解というのは難しいと思います。

 わからなければ、人に頼るのもいいです。

 人に頼った方がいいことも多いですよ。

 学校の保健の先生やスクールカウンセラー。

 かかりつけ医。

 精神科や心療内科医。

 自助グループ(日本摂食障害ネットワーク EDNJ: Eating Disorders Network of Japan)で地元のグループを捜すこともできます。

 摂食障害回復支え合いサイト 未来蝶.net

 選択肢はたくさんあります。 

 いろんなことを知ってほしいなと思います。
 


 
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