前回のブログで10代の拒食症で脳が萎縮してしまうというニュースについて書きました。

 早く気付いてあげることが大事で、みつけられる子どもたちのサインについて書きました。

 <サイン>

 ・低体温 35度代 手が冷たい

 ・徐脈 1分間に60回以下 脈が遅い

 ・カロチン症 手や顔が黄色い。

 ・月経の停止

 触れ合うことで見つけられることがあります。

 そして、もし気づいたらどうしたらいいかを次回にと結びました。

 我が子の摂食障害に気付いたら、何をしたらいいか?

 まずは、驚き、焦ることと思います。

 どうしてうちの子が?何があったの?どうしたらいいの?

 大きく戸惑うだろうなと思います。

 でも、

 慌てず、騒がずにいてください。

 実は私自身、過食嘔吐症の既往があります。

 20歳そこそこの看護学生の頃です。

 一人暮らししていました。

 パンパンに太っていた20歳の頃、看護学校で忙しくしているとやせてきたんですね。

 そこからです。

 やせるとうれしい。

 食べるのを控えるとまた痩せる。

 うれしい。

 食べない。

 でも食べたくなる。

 食べて食べて食べて、罪悪感で吐く。

 吐けば体重は増えない。

 なんだ食べても吐けばいいんだ。

 普段は小食、週末は過食で最後に嘔吐するということを繰り返していました。

 体重は落ち、生理は止まりました。

 どれくらい続いたかよく覚えていません。

 一人暮らしだったので、誰からも過食嘔吐は気づかれませんでした。

 一人暮らしで誰にも見られないから、過食嘔吐が続いたのかもしれません。

 でも終わりました。

 どうやって終わったのか?

 そこはよく覚えてないんです。

 多分、体重も落ち着いて安定して、さらに実習などで忙しくなって、過食嘔吐している暇がなくなったからではないかと思います。

 もしかしたら、誰にも気づかれなかったから終わったのかもしれません。

 なんとなく自然に終わっていきました。

 こんな自分の経験を書いて何が言いたいのか?

 家族が気付いても何かしなくちゃと思わないほうがいいのかもしれないんです。

 誰が悪いわけでもなく、確たる原因があるわけでもなく。

 成長過程に起こる一つの出来事だと捉えるとどうでしょう?

 脳も萎縮するような大変な病気だと書いといてそれはないでしょうと怒られるかもしれないですね。

 早く見つけてあげることが大事だと書いといて何よと、怒られますよね。

 確かに、怖くて、大変な病気なんです。

 でも誰にでも起こり得て、多少は誰もが経験することでもあるんですよね。

 そこを踏まえて、子どもたちを見てあげるのが大事だと思うんです。

 あなたのお子さんが特別ではない、たまたま負のスパイラルにはまってしまったんだと。

 少なくとも、お子さんの状態に気付いて、がっつり正面から向き合うのは得策ではないように思います。

 子どもたちの出すサインはキャッチして、まずはありのままを受け止める。

 そこが始まりだと思います。

 そしたら、次は?

 長くなったので、続きは又次回にさせてください。

 私が府に落ちた専門家の先生のご意見を書いてみたいと思います。


 それにしても、摂食障害に育児ノイローゼ、私のメンタルの弱さが露呈していきますが、それがあってこそ、今の私がここにいます。




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