今日は、子供の性被害、特に男の子の性被害についてです。
性被害というと、被害者は女性というのが思い浮かべやすいですね。
親としては、女の子については性被害に合わないようにと心配することが多いです。
我が家も上が女の子、下が男の子で三つ違い、子どもが小学生の頃は学校から配信される不審者情報などに戦々恐々としていました。
塾や習い事の送り迎えも、なんとなく女の子の方に力が入るというのが実情でした。
でも、男の子も被害にあうんです。
率的にはやはり女子の方が被害にあうことが多いのですが、男の子だから安心ということはありません。
いろいろな調査が行われていますが、
性暴力被害に詳しい大阪大学の野坂祐子先生の調査では、
性的からかいからレイプまでを合わせて男子高校生の24~35%が被害に遭ったことがあるという結果が出ています。
レイプ被害に絞れば、男子高校生の1.5%が経験があると答えています。(女子は5.3%)
参考:高校生の性暴力被害実態調査PDF
決して少なくない数字ですよね。
そして、女子より表面化しずらいのが男の子の被害なんです。
こちらの記事は成人男性なのですが、
男性がターゲット 表面化しにくい痴漢被害の実態 THE HUFFINGTON POST2014年04月01日
男性だからこそ余計に人に言えない、声に出せないということがあるようです。
この記事の一文に、小学生のときに痴漢被害に遭った男性のケースについて書かれています。
「男も被害に遭うって教えてもらっていないから、固まってしまって何もできない。駅員や家族も誰も助けてくれなくて、トラウマになってしまった。女性の場合と変わりません」
また、後半では、
「男性は女性以上に助けを求めにくいことがある。そういう意味で男性サバイバーが支援を求めることは、女性以上に勇気が必要になることがあります」
「男なのに声を出せなかった」「男なのに怯えてしまった」と、自分自身を責めてしまう被害者が多いそうだ。
とも書かれています。
男性だって被害にあうことがある、そして、女性以上に声に出せない。
思春期の頃はなおさらこのことが大きく作用するように思います。
やはりここでも知っておくことが大事ですよね。
男の子の性被害の方が隠れてしまうことがある。
まず私達親が知っておくことからですね。
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