昨日は、離乳食の今昔を書きました。

 私の下の子は現在11歳なので、わずか10年ちょっとで大きく変化をしています。

  母乳回帰が叫ばれ、母乳の良さが再認識されたことが大きいですね。
il-manoのアロマでサンバ

 離乳準備食は必要なく、開始は6ヶ月すぎてから、わざ わざ離乳食を作る必要が無いなんて、全て、母乳が正しく見直されたからです。

 母乳は母親の食べたものから作られます。 ですので、母乳 の味は毎日その食べたものによって変化します。 赤ちゃんは、毎日違う味の栄養を摂っていることになります。 いろいろな味を覚えてもらうための離乳準備 食は必要ありません。

 母乳を飲む運動は乳首を噛む運動とも言えます。 吸うというより、あごを動かして、咬んで、押しつぶして、母乳を 押し出しています。 噛む準備が充分にできている赤ちゃんに、ドロドロの離乳食はいりません。 歯ぐきでつぶせる硬さからスタートです。

  母乳は、栄養的にも、免疫的にも、優れていますが、飲むためのメカニズムは、離乳に必要な咀嚼の力も養ってくれています。

 日本人は、そ れを知っていたはずなのですが、戦中戦後の食糧難とアメリカからの育児論の流入によって、変化させられてしまっていたのです。

 戦後の育 児は、ミルクが良しとされ、アメリカから来たしゃれた離乳食がもてはやされ、赤ちゃんは抱かないで育てたほうが自立が早いなど、まちがった育児論が流行し ていました。

 それが、今の妊婦さんの親世代。 これで、ギャップを感じてしまうんですね。

 母乳や離乳食の考え方が、 見直されたおかげで、二昔前の戦前の昔にもどり、ようやく元どおりということでしょうか。 

 現在はミルクも進化していて、母乳に遜色あ りません。 ゴムの乳首も研究がされているので、母乳に近い効果が期待できます。 これも、母乳の研究が進んだからですね。

 進化をし て、昔にもどる。

 まさに母乳回帰です。