更年期障害は女性だけのものではありません。

 男性も、女性同様、生殖器が老化します。 精巣の老化により、男性ホルモンの分 泌が減ります。 視床下部はもっと分泌しなさいと指令を出します。 精巣が老化しているので、分泌は充分にはできません。 混乱します。 自律神経が乱れ ていきます。

 男性も女性と同じメカニズムで更年期障害が起きるんです。

 しかし、男性の場合、女性ほど急激にホルモン が低下することはありません。 それでも、30歳頃から減り始め、60歳では40歳と比べ25%も低下しますが、その減少は、緩やかです。
 
  ですので、女性と同じような症状が緩やかにおきてきます。

 男性特有な症状としては、性欲減退やインポテンス(勃起障害)があげられま す。

 男性ホルモンはストレスの影響を受けやすく、ストレスを受けると大きく減少するそうです。 そのため、更年期症状が強く出たり、さ らに鬱病を発病することもあるようです。

 反対に、鬱病かもしれないと思っていたものが、男性更年期障害であったりすることもあります。

  更年期障害は女性だけのものではないということですね。

 あるページにこんなことが書いてありました。

 男性更年期は生 真面目で凝り性で完璧主義の人がなりやすい。 柔軟な対応が苦手でストレスを受けやすいから。 そしてその憎悪因子は、
   「うるさい妻に憎い上司」


 「うるさい妻」にも言い分はありますが、やはり、夫婦仲良くが更年期障害予防には欠かせな いようですね。

 その他の憎悪因子としてはアルコールや肥満があげられます。 

 ですので、女性の場合と同じように、リ ラックスするためのアロマや、脂質代謝に良くカルシウムが豊富で血液をサラサラにする食生活、野生の力を取り戻す生活を心がけるのが良いですね。

  男性にこそアロマが必要とも言われます。 

 また、運動により男性ホルモンの分泌が促されるので、散歩よりもう少し身体を動かす運動を取 り入れると良いのではないでしょうか?

 そうそう、とある先生がこんなことを言ってました。

 「ロマンスグレーのおじさ まがもてるのは、男性ホルモンが減って、ギラギラが無くなったからよ。」

 確かに。 こう考えると、男性更年期はある意味「もて期」でも あるのでしょうか。
 
 ものは考えよう、気はもちよう、なんでも肯定的に受け入れたほうが、心にも身体にもいいですからね。

  さて、以上で今回のシリーズは終わりにしたいと思います。 

 それではまた。