さて、今回は野生の力です。

 野生の力と言えば、妊婦さんに発揮していただきたい力。

 その野生の力を取り戻 すためにしていただきたいのが、こちら、
1、目を使わない。
2、 日の出とともにめざめる。早寝早起き。
3、散歩。
4、冷やさない。とにかく暖める

そして、
5、アロマ、タッチを利用する。

 更年期にもやはり当てはまりますよね。

 1、目を使 わない
 知的活動をする脳の部分に血流を集中させない。 大脳辺縁系を活性化し、自律神経のバランスを摂っていきます。 大脳辺縁系に充分に血流 をいかせるには、目を使わないことが一番です。 テレビ、本、パソコンから離れた生活は想像がつかないかもしれませんが、ボーッとする時間を持つと良いで すよね。

 2、早寝早起き。
 これは、セロトニンメラトニンを充分に出させてくれます。 これらは、脳内物質です。感情をコントロールし、精神を安定させ、ほっとさせてくれるのがセロトニンです。
そしてメラトニンは、穏やかな眠りに導いてくれます。メラトニンには性腺抑制作用があるのも忘れてはいけません。 つまり性腺、卵巣などの老化も防いでくれと考えられま す。 更年期障害の中でもつらいのは、心の乱れだという方が多いように思います。 早寝早起きすることで、心を穏やかにしてくれるホルモンが出るんです。  ぜひ、早寝早起きを!

 3、散歩
 宇宙飛行士の方が骨粗鬆症になるというのをご存知ですか? 宇宙は、無重力です。そのため、 骨に負荷がかかりません。骨は負荷がかかり、刺激されないと形成されないんです。 骨粗鬆症予防に、運動は欠かせません。  自分のペースで歩く散歩は、 無理のない運動として最適だと思います。
 散歩で、紫 外線に当たると、昨日お話した、カルシウムの吸収に関わるビタミンDも作られます。 一石二鳥ですね。

 4、冷やさない。
 冷えは、とにかく女性の敵です。 体液循環も悪くなってしまい、いろいろなところに 滞りが出ます。 更年期の症状も、体液循環の滞りで起きるものが多くあります。 冷やさない、暖めるは、大切です。

 5、アロマ、タッチ を利用する。
 アロマについてはもうお話しました。 ここでお話するのは、タッチです。 女性を女性らしく輝かせてくれるホルモン、エストロゲン が無くなるのであれば、代わりのホルモンの助けを借りれば良いんです。 それが、先程も出た、セロトニンオキシトシンで す。 オキシトシンは、人と仲良くしたい、つながりたいとい う愛情ホルモンです。 この愛情ホルモン、マッサージなどのタッチで出るんです。
 人を幸せに元気にしてくれるセロトニン(これが不足するのが鬱病の原因とも言われています。)と愛情 ホルモン オキシトシンがあれば、エストロゲンの代わりに、 私たちを輝かせてくれると思います。 パートナーとタッチケアが出来るといいですよね。 日本人は、年を取ると、夫婦間の枕の距離が離れていくそうです。  何だか寂しいですよね。 年をとってもふれあっていける関係が良いなぁと思います。

 これで、更年期障害と戦う方法は全部お話しまし た。 アロマ、食事、野生の力。
更年期なってから、慌てて何かするではなく、普段から、若い時から、自分の身体を大事にする生活をすることが大事 ですよね。

 とは言っても、自分を振り返ってみても、なかなか難しいですかね。 

 みなさんいかがですか?


  あしたは、番外編、男性の更年期についてお話したいと思います。

 それではまた。