昨日の 戦う方法 その2 「食事」 の続きです。

 食事のポイントは、植物性エストロゲン 抗酸化作用 脂質 コレステ ロール カルシウム 

  今日は「抗酸化作用」「脂質、コレステロールに働くもの」についてお話します。

 まずは、「抗酸化作用」

 酸化とは簡単に言うとものが錆びたり、腐ったりすることです。 なので、抗酸化作用 とは、ものを錆びさせたり、腐らせたりするのを防ぐ作用ということです。 人間の身体でいうと、動脈硬化や老化を予防する効果ということになります。 ア ンチエイジングですね。

 抗酸化作用をもつものは、

 1、抗酸化ビタミン Vit A、 C、 E、 B2 = 緑黄色野菜に多く含まれています。

 2、ゴマリグナン(セサミン、セサミノールなど) = ごまの成分です。 ごまはそのまま では消化が悪いので、すりごまや練りごまのほうが吸収が良いです。 ごま油も良いので、いつもの炒め物や揚げ物にごま油を混ぜて使うと良いようです。
  セサミンには、この他、血液中のコレステロールを減らしてくれたり、肝臓でアセトアルデヒド(お酒の酔いの原因)の分解を促進する働きもあります。 私に 必要かもです。

 3、ポリフェノール(アントシアニン、カテキン、フラボノールなど) =  アントシアニンはぶどうの色素でが有名で す。赤ワインが有名ですよね。 カテキンは緑茶に、フラボノールは玉ねぎやブロッコリーに含まれます。

 4、オイゲノール、ショウガオー ル、カルノソール、チモール、クルクミンなど = 香辛料に含まれる成分です。 オイゲノールはクローブ、ショウガオールはジンジャー、カルノソールは ローズマリー、チモールはセージ、タイム、クルクミンはターメリック(ウコンです。) アロまでもおなじみな名前が多いですね。
 クルクミンには 肝臓のデトックス効果を高める作用もあります。 二日酔い予防には、ウコンですよね。

 5、フィチン酸 = 豆類、穀類、芋類に含まれま す。

 このようなものがあげられます。 いろいろありますね。

 次に、「脂質、コレステ ロールに働くもの」です。

 1、EPA、 DHA = 魚に含まれる成分ですね。 どちらも不飽和脂肪酸です。 善玉コレステロール(HDL)を増やし、悪玉コレステロール(LDL)を減らしま す。 

 EPAには、その他、炎症物質(ロイコトリエンB4)を抑制する働きがあるためアレルギーを抑える効果、角質細胞を繋ぐ効果があ るため、美肌にもよく、プロスタグランジンの生成を抑える効果があるため、生 理痛の緩和にも役立ちます。

 DHAには、脳 の発達段階において必要不可欠な栄養素といわれ、子ども特 に大切です。そして、大人の脳にも、活性化する働きがあり、能力アップ、痴呆防止に役立ちます。その他、視力の向上、アトピー性皮膚炎にも良いと言われま す。 もちろん、胎児の脳の発達にも影響があるので、妊婦さんにも摂ってもらいたい成分です。

 2、アリシ ン = ニンニクの成分です。 ニンニクのアリシンは、血中のコレステロールを低下させるだけではなく、全身のコレステロールを低下させる作用も持ってい ます。 メタボ防止ですね。

 3、αリノレン酸 = シソ油、エゴマ油、あまに油がそうです。 EPA DHAと同じグループの不飽和脂肪酸です。EPA DHAへと代謝されるので、同じ効果が期待できます。

 4、その他 不飽和脂肪酸 =  オリーブオイル、月見草油、サフラワー油など。 血中コレステロールを下げる効果があります。

 5、水溶性食物繊維 = こんにゃくの マンナン、海藻のアルギン酸などで、血中の糖やコレステロールの調整をします。 これに対して不溶性食物繊維のごぼうやキノコ、穀類、エビ・カニの殻など は、腸の働きを活発にして有害物質を体外に排出するのを助けます。 便秘や大腸がんの予防ですね。 

 だいたいこのようなものがあげられ ます。 まずは油に気を使うと良いのかなというかんじでしょうか。 

 さて、今日はここまで、明日は、「カルシウム」と「その他」をお話 します。