il-manoは、山Pことジャニーズの山下智久くんが大好きで、今回の月9「コードブルー」を欠かさず見ています。 もちろん「コードブルー」の前シリーズも見ていました。

 今回の「コードブルー」は重いですね。

 医療現場の現状を浮き彫りにしています。

 昨夜も、「患者を救って当たり前、失敗すれば人殺しと罵られる。」「なんのために医者をやっているのか。」。心にずどんときます。

 この番組、二人の子どもたちと一緒に見ているのですが、「医者にはなりたくない。あんなに働けないもん。」とつぶやいていました。

 かつて、医者といえば、子どものあこがれの職業だったように思います。

 今朝の朝刊には、東京都の小児病院の統廃合についての記事、そして、産科の医療態勢についての記事がのっていました。
 
 どちらも深刻な記事です。

 現在、産科医・小児科医が減っているんです。

 原因は様々ですが、訴訟問題がその一つのようです。

 医療過誤で肉親を亡くした家族はつらく、憤りを持ち訴訟を起こす。 その結果、医師が罰せられる。 その結果を見た何倍もの医師が医療から手を引く。 医師が足りなくなる。 医療過誤が起こる確率が上がる。

 現在、この負のスパイラルに入っているように感じます。

 数年前の産科の医療訴訟の判決で医師が罰せられてから、産科から手を引く医師が激増したのは事実としてあるようです。

 産科難民という言葉を聞いたことはありますか?

 妊娠しても、出産を受け入れてくれる病院がなく、産む場所が見つからない人たちです。

 今の日本の経済もそうですが、どうしたら、この負のスパイラルから抜け出せるのでしょうか?

 このごろ、しみじみ考えてしまいます。