「育児はがんばらない、いい加減に。」

 これは、自分の育児経験から学んだことです。

 上の子の出産は14年前。 切迫流産で仕事は辞めてましたが、まだバリバリの助産師。

 私はプロである、育児はきちんとこなせる。 こうあらねばならない。 こうするべき。

 自分で自分を縛ってましたね。 がんじがらめです。

il-manoのアロマでサンバ-育児日記

 これらは、その時の育児日記。 3冊あります。 ものすごい勢いで書いてあります。 産後1年ぐらいは、何月何日にどこで何をしていたか、ばっちりわかります。

 完璧にアリバイが証明できるわけです。

 って、犯罪に巻き込まれているわけじゃないですけど。

 もう、この時点で頭おかしいですよね。 のめり込んでいるというか、入りきっているというか、余裕がないですね。

 また、上の子はよく泣く子で、その上、哺乳瓶拒否、母乳以外受け付けない強者。 離れることができませんでした。

 毎日、果物を買い、絞り、果汁を作り。あの時は、果汁が良くないなんて知りませんでしたから。助産師なのに。

 離乳食は全て手作り。

 毎晩、泣き止まない子どもを抱いて、もう、育児ノイローゼでした。

 つらく苦しい日々も、1歳3ヶ月頃の突然の離乳で、嘘みたいに楽になりました。 夜泣かず、朝まで寝てくれるようになったんです。 夜眠れると、心も身体も元気になれるんです。

 夜眠ることがどんなに大事か、本当に実感しました。

 il-manoのアロマでサンバ

 2年半後に生まれた下の子の育児は、手抜きだらけ。 まず、母乳は出ていたのに、哺乳瓶をくわえさせる練習をして、夜はミルクを足していました。

 助産師にあるまじき行為ですが、ノイローゼでおかしくなるより、笑って育児できたほうが良いと思ったんです。

 離乳食も、瓶詰め、レトルト、なんでもありです。

 夜はよく寝てくれるし、楽でした。

 子どもにとって一番大切なのは、「笑顔のお母さん」だと思います。

 「育児はがんばらない、いい加減に。」が、二人の育児をした上での、私のモットーです。