一昨日は上の子の誕生日でした。
14年前の一昨日は分娩室にいたわけですね。
助産師で働いていた病院で、優しく励まされて無事、出産することができました。
早く産みたくて、2時間ぐらい歩いたかな。
とにかく、歩いて、お風呂入らなきゃって思ってました。
まだ、アロマに出会う前です。
夫立ち会い分娩で、妹も、ビデオを持って立ち会ってくれました。
立ち会いで良かったのは、寂しくなかったことと、とにかく触れていてくれたこと。
触れてもらっていたからがんばれた感じです。
ただ触れているだけで良いんです。
でも、産んだ瞬間から、全ての関心は子どもに向けられたので、ひとりぼっちにされて寂しかった。
毎年、子どもの誕生日には、思い出します。
さて、本題です。
分娩期のアロマ
いよいよ、出産のためのアロマです。
臨月になり、病院で「もう、いつ産まれても良いですよ」と言われたら、通経作用やホルモン様作用のあるアロマもどんどん使えます。
といっても、1%濃度までというのは守って下さいね。
そして、イケイケどんどん、産んじゃいましょうアロマがこちら、ジャスミン、クラリセージ、シダーウッド、ナツメグなどです。
ジャスミンabs
学名 Jasminum officinale
モクセイ科のお花を有機溶剤抽出法で抽出します。
(溶剤抽出法は石油エーテルなどの揮発性有機溶剤で香りの成分を溶かしだす方法で、良い香りがとれるものの、有機溶剤が精油の成分の中に残ることがあると言われ、直接肌につける使用法を嫌うセラピストが多いものです。)
分娩時は、期間限定ということで、トリートメントに使います。お産のアロマと言われるのは、だてじゃありません。
クラリセージ
学名 Salvia sclarea
シソ科の植物です。スクラレオールという成分を含むのですが、これが女性ホルモン様作用があります。月経困難症や更年期障害に良いアロマです。
どーんと陣痛を呼ぶために良いアロマです。 また、癒しのアロマでもあるので、分娩時のパニックにも良いです。
シダーウッド
学名 Juniperus virginiana
ヒノキ科の木です。どっしりとした木の香りはベースノートです。
デトックス、排泄効果が高く、押し出す力は子宮収縮を促します。
ナツメグ
学名 Myristica fragrans houttuyn
ニクズク科の木の種子からとります。 ナツメグと言えば、ハンバーグでも作りましょかと、スパイスが思い浮かびますね。 (ローレルや、クローブ、バジルなど、おなじみのスパイスのアロマはたくさんありますよ。)
こちらも子宮収縮作用が強い精油です。 経過が順調な方限定です。
その他、分娩時のリラックスには、イランイラン、ローマンカモミール、ローズなどがおすすめです。
マカダミアナッツオイルなどの植物油30㍉にお好きなブレンドで6滴精油を入れて病院に持っていくのが良いでしょうかね。
パートナーに、腰やお腹、太ももの付け根などにオイルマッサージしてもらうのが良いですね。
また、前回お話した、ハーブ、レッドラズベリーリーフティーを水筒に入れて持っていくのも良いですよ。 分娩を進めてくれたり、痛みを和らげてくれたりします。
分娩時は、リラックスすることが大事です。必要な時に力を出せるように、身体の力をぬくこと。 家で練習しておくと良いですね。
「マタニティータッチR
パートナーと行う、より自然な出産のためのからだづくり」
ぜひ、実践していただきたいです。
最後に、 アロマへの対応は病院によって様々です。
積極的に取り入れている病院もあれば、自分でお好きにどうぞって言うスタンスや、そんなもの持ち込まれても困りますというところまで、さまざまです。
出産される病院に事前に問い合わせておくことがかんじんです。
皆様のすこやかな妊娠と出産をお祈りして、これで、マタニティアロマ 2010 はおわりです。
つぎは、マタニティアロマ 2011 でしょうか。