ヘミシンクには、メタミュージックというジャンルがある。
これは、さまざまな音楽、リラックス系もあれば、ニューエイジ系もあれば、クラシック系など、いろいろな音楽に、ヘミシンク音を重ねたものだ。
目的に適合する音楽をうまく使えば、音楽を聴いているだけで、さまざまな良い効果が得られる。
しかし、自分に合ったメタミュージックを探すのは結構大変なことだ。
そこで、私は、こう考えた。
「自分の好きな音楽に、それに合ったフォーカス・レベルのヘミシンク音を重ねてやれば、自分に一番適合するメタミュージックができるに違いない。」
そこで、ゲートウェイのF15フリーフローのWAVデータから、F15の部分を抜き出してきて、これをWINAMPをつかってパソコン上でエンドレスに再生しておき、外部のCDプレーヤーの出力をパソコンのAUXINに流し込んでみた。
これは、かなり効果があった。
しかし、また、考えてみた。
「音楽の本質はコミュニケーションである。コミュニケーションを高める作用のあるヘミシンク音なら、F18ではないのか?」
そこで、オープニング・ザ・ハートの4枚目のCDの開始後20分から38分あたりを抜き出してきて、これをエンドレスに再生し、その上に自分の好きな音楽を重ねてみた。
この読みは的中した。
かつて、とても好きで、毎日のように聴いていた音楽で、最近はあまり聴くことの少なくなった音楽を、いくつか聴いてみた。
そのひとつが、ヘンリク・シェリングの演奏するバッハのシャコンヌだった。
胸が締め付けられるほどの感動を体験した。
こんな気分は、ここ10年、とんとご無沙汰していたものだ。
また、胸の辺りに、かなりの温感を感じた。これは、F18の作用だと思う。
ハッキリ言えば、これは音楽に対して、オープニング・ザ・ハートをランしているのと同じなのだ。
これには、昔は好きだったが、今は当時の熱気が冷めてしまったという曲に対して行うと効果的だろう。
愛を閉ざす原因を取り除けば、当時の熱気がよみがえってくる。
これは、同時に、自分で閉塞させた知覚を、もう一度、開くことでもある。
これは、楽にでき、それでいて効果的な知覚向上方法だと思われる。
ところで、WAVデータの編集には、Audacityというフリーソフトが便利である。
http://audacity.sourceforge.net/?lang=ja
また、編集が面倒だという人にとっても、Audacityを使えば、選択した区間だけをリピート再生させることもできる。