5月2日に、加古里子さんが、92歳でお亡くなりになられました。
大好きな絵本作家さんを偲んで、昔の記事の中から、彼の作品をアップさせて頂きます。
(ネタばれ注意)
加古里子 さく・え
「だるまちゃんとてんぐちゃん」
絵本の主人公としては、かなり異色のお二人です。
だるまとてんぐ・・・
でも・・・
愛情をたっぷり受けて育っている天真爛漫なかわいいこどもたちです。
だるまちゃんは、てんぐちゃんが持っているものが次々に欲しくなります。
「てんぐちゃんの ような うちわが ほしいよう」
「てんぐちゃんの ような ぼうしが ほしいよう」
「てんぐちゃんの ような はきものが ほしいよう」
その度に、おおきな だるまどん(おそらくお父上)が、
家中の うちわ ぼうし はきものを だして くれます。
お母上、お祖父様、お祖母様 そして妹君まで、
一家総出で、だるまちゃんのために、たいそう
協力的です。
面倒がられたり、叱られたりしないだるまちゃんです。
買い与えようという気持ちなど微塵もないところが いいですね。
もちろん、お店で買えるものではありません。
そしてだるまちゃんは・・
てんぐちゃんのうちわや ぼうしや はきもののようなものを自分で考え出します。
だるまどんが出してくれたいろいろなものをみている内に、いいことを思いつくのです![]()
最後には、
「てんぐちゃんの もってるような
あかくて ながくて とんぼの とまる はなが ほしいよう」
さてさて どんな はな を手に入れることができるでしょう?
かたや、 てんぐちゃん。
「ずいぶん いいもの みつけたね」
「いい ぼうしが あったね」
「ずいぶん すてきな はきものだね」
その都度、ほめてくれます。なんていい子でしょう。
最後には
「すずめが とまるなんて だるまちゃんの はなは
いちばん いい はなだね」
懐の深さを感じます。
これからも、ずっとなかよくね!
「きっと、立派なだるまさんとてんぐさんになれるよ!」 と、
エールを送りたくなります。


