台天目の三つ荘り(だいてんもくのみつかざり)と、覚えておくと良いそうです。
台天目は、仮置きしないということが、ポイントです。
さて、本日の茶花は、シュウメイギクです。
キクという名がついてますが、キクの仲間ではなく、アネモネの仲間です。
なんでも、キンポウゲ科の植物の一種らしいです。
虫籠花入(むしかごはないれ)に、秋の気配を感じます。
虫篭花入れとは・・・
竹筒を口になる部分を残して節下から割剥ぎしたものを傘状に回し編みし、
下の部分は底を丸く編んでから腰立ちさせて椀形に編み、
上下を肩の部分で組み合わせて作られております。
口が丸竹そのままで、撫肩、そして、胴が膨らんだ形の竹組の籠で、
置花入として使われます。
虫籠とは、小形の虫取り用の籠で、秋に鈴虫を捕り籠の中に入れて口栓をし、
枕元などに置いて、その鳴声を楽しむためのもの。
千宗旦が、その虫籠を花入に見立てたものと言われているそうです。
所謂、「見立て」の道具には、センスや遊び心があり、私は好きです。
中秋の名月を連想する素敵なお軸です。
因みに、今年の中秋の名月は10月4日です。
(ついでに言いますと、今年の十三夜は、11月1日です)
扇面を模った香合の蓋を取ると、かわいいコオロギが!
虫籠花入れとの取り合わせが絶妙ですね。
菓子は、3種です。
練り切りの「桔梗」にも、秋を感じます。
九月の主菓子は、秋の草花と実り、或いは、月見に因んだ銘が
多いようです。
ところで・・・
先週、先生がお家元より頂いてこられた7種盛りのお菓子です。
何故か、6種しかありませんが・・
実は、薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)の横には、金団(きんとん)が
置かれていましたが、私が写真撮影の前に食べてしまいました。
残念(>_<)
玄関には、紫式部とムクゲです。
たくさんの「秋」を体感できる素敵な設えの空間で
お点前のお稽古をさせて頂き、本当に有難いことです。
お茶のお稽古のあとは、ちょっとした用事で、倉カフェへ。
美味しいチーズケーキと、ハーブティを御馳走になりました。
ありがとうございました!