帰省中の二女同伴で、お稽古へ行きました。
娘のために、お軸は、「一期一会」を掛けてくださいました。
「茶会に臨む際には、その機会は二度と繰り返されることのない、
一生に一度の出会いであるということを心得て、
亭主・客ともに互いに誠意を尽くす心構えを意味する言葉」
なのだそうです。
さて、5月になりましたので、畳で炉を塞ぎ、
風炉を用いて湯を沸かします。
風炉でのお点前は、半年ぶりです。
まずは、薄茶点前です。
続いて濃茶点前です。
涼しげな籠の花入れを用いておられます。
籠の場合は、薄板は用いません。
利休七則に、
「夏は涼しく冬は暖かに」という教えがあります。
季節に合ったおもてなしの工夫を学ぶことも
茶道の楽しみのひとつです。
ところで、この時期、和服選びはなかなか難しいものです。
一般的には、6月から、単衣ですが、
九州は蒸し暑いので、5月になると単衣の着物を
選ぶ方も多いようです。
ということで、娘も私も、単衣にしました。
鉢植えの花は、「雪ノ下」です。
他の花が好まない場所でも育つ強さがありながら
花は、控えめです。
耐え忍ぶ芯の強い女性を思わせ、古くから和歌などの
題材にされてきたそうです。
株分けして頂きましたので、
枯らさないように気をつけようと思います。