本日6月21日金曜日は、デュピクセント注射14回目でした。
顔はかなり良くなりました。
普通の人に比べると全然ですが、
少し前までは赤く腫れていたので、
デュピクセントは顔には効かないとネット情報で見ていましたが、
私の場合は6か月と、ずいぶん時間は掛かりましたが効いてます。
デュピクセントはヒト型抗ヒトIL-4/13受容体抗体製剤で、
この両者に共通のIL-4受容体αサブユニット(IL-4Rα)に特異的に結合してIL-4, IL-13のシグナル伝達を阻害して炎症を抑制します。
だからIL-4とIL13タイプしか効かないんです。
私はこのタイプだったので運が良かったです。
医師は最初から、
効くタイプと効かないタイプがあると説明してくれました。
今の医学では、実際に注射してみないとどのタイプかわからない。
アトピーといっても、人によって様々な種類、
原因があるのがこの病気の難しいところです。
Th2細胞を中心にアトピー性皮膚炎の病態に関与する種々のサイトカインをブロックする生物学的製剤をもちいたアトピー性皮膚炎の治験は精力的に進められているそうです。
その中でネモリズマブ(抗IL-31受容体抗体)は来年、
トラロキヌマブ、レブリキズマブ(抗IL-13抗体)は数年のうちに臨床応用されるようです。
さらに抗IL-17抗体(セクキヌマブ)、
抗IL-22抗体(フェザキヌマブ)、抗TSLP抗体(テゼベルマブ)、
抗IL-33受容体抗体(CNTO 7160)なども米国においては臨床試験が進められていて、効果の期待される薬剤もあるようです。
もし、このブログを見ておられる方が、
IL17タイプ、IL22タイプ、IL31タイプ、IL33タイプであったとしても、次々に新薬が出る予定なので気落ちしないでくださいね。