船頭多くして船山へ登る。そんでもって、空を飛ぶ。 | 乾燥日記

船頭多くして船山へ登る。そんでもって、空を飛ぶ。

船頭が10人いる船に乗った。

とてもじゃないが、まるで統制がとれない。

とにかく、みんな、考えが違う。

これでは、何が正解なのかも分からない。

誰が誰の言う事に従うべきかも分からない。

船員は混乱した。

あるものは右に舵を取り、

あるものは帆を張り、

あるものは食事の支度をし、

あるものは逃げ出した。


みんなバラバラに動くものだから、

船はふらふらと旋回し、陸に接岸。

マッドサイエンティストに勝手に改造され、

水陸両用となってしまった。

気がつくと公道を走る船。

でも船頭は10人。

指示もバラバラ、海に戻りたいのに

3人から右へ曲がれと言われるとUターンしてしまう。

気がつくと、山。

マッドサイエンティストに改造され、

気がつくと飛行機能もついていて飛行。

これなら船頭が多くても海に戻れると思ったら

マッドサイエンティストが改造していて、時空を超えて・・・。