さやえんドッグ… 落ちる ?! ⑭ | さやえんドッグ 旅に出る! 〜トウとフウのハンドメイド童話〜

さやえんドッグ 旅に出る! 〜トウとフウのハンドメイド童話〜

童話作家を目指していたトウは、ある日ひらめいた!
\さやえんドッグって可愛いかも!!/
フウがサラサラ絵に描いて、トウが羊毛フェルトでチクチクしたら、やたらと元気でやる気MAXのヒーローが誕生!さやえんドッグの旅、みなさまどうぞお楽しみくださいませ♪

 

ぼくは、さやえんドッグのさや王。

つり橋から落ちたぼくは、

青玉くんに助けられた。

 

「お~い、青玉、さや王様はどうした?」

「とう様、さや王様はご無事です。」

「そうかよくやった!」

「はい!!」

「これは、さや王様、たま様、

お久しぶりです。」

 

 

「青龍さん、お元気でしたか?

青玉くんがこんなに大きくなって

びっくりです。

そして、ぼくを助けてくれました。

ありがとうございます。」

「なになに、間に合ってよかったです。

助けを求める声が聞こえて…、

私より、青玉の方が早かったです。」

 

 

「うわあ、龍だ、龍だ!

初めまして。

かっこいいなあ…。きれいだなあ…。」

「こんにちは、ぼくは青玉、

よろしくね。」

「ぼくは、みかんドッグのかん。」

「わたしは、みょうがドッグのみいです。

よろしくね。」

「空を飛んで、さや王様を助けたんだね。」

「すごいわ、青玉くん!」

「いやあ、それほどでも…。」

 

 

「あいつら、

すっかり仲良くなっているな。」

「青玉くんもうれしそうだね。」

 

 

「たま、そろそろ、出かけようか?」

「さや王様、山神様のところへ

行くんですよね。

お送りしましょう。」

「本当ですか?

青龍さん、ありがとうございます。」

「とう様、ぼくは、

かんくんとみいさんを乗せますね。」

「青玉、頼むぞ。さや王様、たま様。

では、私の背に。」

 

 

「うわあ、なつかしいぜ。

青龍の背に乗るのは、南の島国以来だ。」

「準備はいいですか?

青玉、出発しよう!」

「はい、とう様!」

 

ぼくたちは、

青龍さんと青玉くんの背に乗って、

山神様のもとへと飛び立った。

 

 

 

 

「かんくん、みいさん、大丈夫?」

「はい、さや王様!

気持ちいいです!」

「最高!!」

 

 

めざすは、あの山の頂上…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

「ほほう、さや王たちの到着は

もうすぐのようじゃのう…うふふふ…。

 

来週も見るのじゃぞ…。」