さやえんドッグ、龍に乗る?! ⑲ | さやえんドッグ 旅に出る! 〜トウとフウのハンドメイド童話〜

さやえんドッグ 旅に出る! 〜トウとフウのハンドメイド童話〜

童話作家を目指していたトウは、ある日ひらめいた!
\さやえんドッグって可愛いかも!!/
フウがサラサラ絵に描いて、トウが羊毛フェルトでチクチクしたら、やたらと元気でやる気MAXのヒーローが誕生!さやえんドッグの旅、みなさまどうぞお楽しみくださいませ♪

ぼくは、さやえんドッグのさや王。

青の泉の洞窟で出会った
クランベリーズが、


青龍さんの青玉を
知っているらしい。


「クランベリーズさん、
私の青玉のありかを
知っているのですか?」
青龍は、大きな体を屈めて聞いた。
すると、
「知っているわ。」
「知っています。」
「ありますとも、青い大きな輝く玉。」

「ちょっと待ってくださいな!」
そう言うと、クランベリーズは
洞窟の中へと入っていった。


「今度こそ、青玉だといいですね。
青龍さん!」
「だなぁ~。あるといいな!」
「はい…。」

しばらく待つと、
「よいしょ、よいしょ。」
「がんばれ、がんばれ!」
「もう、クーはかけ声ばっかりねぇ。」


クランベリーズが、大きなかごを
引いて戻ってきた。




「青龍さん、これかしら?」
「青龍さん、あなたの青玉?」
「青龍さん、どうですか?」


青龍さんは、
じっと青い玉を見つめて動かない。

「おい、青龍、どうなんだ?」
「青龍さん、探していた青玉ですか?」
「青龍ちゃん…。」

青龍さんは、また1歩近づき、
青い玉を見つめた。


そして…






つづく



もう、青龍ちゃんどうなの❓️
青玉でしょ❓️
答えは来週お楽しみに❗️