ぼくは、さやえんドッグ。
旅をしてやっとたどり着いた
東の国。
いちごの女王様の案内で、
まもなく、
その城の中へと入る。
長い廊下を通った先に、
美しい広間があった。
その中央に居るのは?
居るのは?

ぼくを旅へと誘った
あの声の主?
優しい、なつかしい、
あの声の…。
キャベツのおじいさん?!
「キャベツオーネ様、みんなを
連れて参りましたよ。」
「おお、いちごの女王。
ご苦労であったの〜。」
「王様、ご機嫌いかがですか?
いちご姫、無事に参りました。」
「おお、いちご姫。大きく、
そして、美しくなったの〜。
はち、ご苦労じゃった。」
「王様!キャベツオーネ様、
もったいないお言葉!
このはち、
感激至極でございます。
これまで、いちご姫様と…。」
「コホッ!キャベツオーネ様、
あちらが、
さやえんドッグのさやと
たまねぎドッグのたまで
ございます。」
「おお、おお、さやとたま、
待っておったぞ!」
「さあ、いちご姫、はち、すず、
あちらでお茶でも。」
いちごの女王様は、次の間へと
みんなを連れて行った。
広間には、キャベツオーネ王と
ぼくとたまだけになった。
王様は、コホンとせきを一つ
すると、ゆっくり話し始めた。
「さやよ。
これまでの旅の様子は、
すずから聞いている。
知恵と勇気と優しい心を
もったさや、そして、
その良き友たま。」
「わたしは、この東の国の
正統な後継者であるさやに、
王の座を譲るつもりなのじゃよ。」
うん?
えー!
どういうことだろう、
これって??






