我々ADHDの人たちは、常に失敗と隣り合わせの人生を送ることを余儀なくされます。

持ち前の衝動性から、何も考えずにすぐ行動したくなってしまうので(行動すること自体はいいことなのですが)、行動すれば必然的に失敗のリスクも多くなります。さらに持ち前の不注意もあるので、普通の人と比べて失敗の確率はさらに上がります。

 

しかし、失敗したところで重要な事があります。

「失敗したからといって、凹む必要もなければ、落ち込む必要もない。まして、諦める必要性もまったくない。」

「失敗は。諦める理由にならない。」

 

失敗したということは、チャレンジしたことの証です。チャレンジなくては、絶対に成功はありえないからです。

 

私もこれまで、数えきれない程の失敗や挫折を経験してきました。アルバイト先では毎日のように怒られ続けました。間違いなく私ほど怒られたことある人はいません。社会人になっても、新人の頃はまったく社員同士の輪の中に入れず、「お前はチームの輪を乱している」と先輩から怒られ続けました。どう考えても私は社会の中でうまくやっていくことのできない人間です。

 

私ほど失敗したことある人間は、ランダムに同年代を500人くらい集めたら間違いなく私がトップです。

自慢してもいいレベルといっていいくらい失敗しましたし、私の失敗エピソードを本に書くとそれだけで5冊ほどの本になってしまいます。

 

しかし、それでも自分なりになんとかやってきました。どうしても会わない場所からは一気に逃げ出して新しいことを始め、改善できる部分は改善し、うまくいかない方法は直ちにやめて別の方法を試す、ということを繰り返してきました。

 

私の勝手な予想ですが、成功した人は、明らかに色んな人よりも多くの失敗をしてきたのではないでしょうか。もちろん、最初からいきなり上手くいって成功した人も中にはいるかもしれませんが、大抵の人は決してそうではなく、いくつもの失敗から多くを学び、そして成功に至ったのではないでしょうか。

 

失敗から多くを学び、それを理由に簡単に諦めることなく、チャレンジし続ける精神を持ちましょう。