私は、やりたくないことは無理にしなくていいと考えます。
しかし、こう言うと、大抵の人からは「ワガママだ」「それじゃ社会で通用しない」と言われるでしょう。

ところが、嫌なことを仕方なくやったって大きな成果は出ませんし、苦手なことをいくら嫌々やったところで、それを克服するための時間は膨大であり、それをするくらいならむしろ得意なことに時間を費やした方がいい場合だってあるのです。

私は、嫌なことや苦手なことを極力回避しながら、ずっと逃げ続けて生きてきました。
それは、逃げることは決して恥ずかしいことでもなんでもなく、さっさと諦めることで別の新しいことにすぐにチャレンジできるからです。

嫌なことからはすぐに逃げないと、いつまで経っても他のやりたいことにチャレンジできません。

私は子供の時から「苦手なことでも頑張って克服しなさい」と言われながら育ってきましたが、決してそんな必要はないと自分のこれまでの人生経験で確信しました。

確かに、私はこれまで全ての苦手なことから逃げたわけではありません。

私が大学受験の頃、センター試験対策のため私が苦手な国語を勉強する必要がありました。確かにこれに関しては相当勉強して苦手を克服し、その結果センター試験では成功しました。
しかし、私が苦手なことを克服して成功した例は人生においてこの1回限りで、大半は苦手なことを時間をかけて克服しようとしても一向に改善しないばかりか、無駄に人生の時間を浪費するだけでした。

やりたくないことは、全力で回避します。苦手なことや合わないことは、極力回避するよう努力します。
そして、やりたいことや好きなことには、全力で取り組みます。好きなことに夢中で取り組めば、必ず上達するからです。
やりたいことに全力で取り組めば、必然とやりたくないことからは逃げられ、やらずにすみます。

 私は今後も、やりたいことに本気で取り組み、やりたくないことを全力で回避する努力を忘れたくないと思います。