昨日 美容院の待ち時間が長くなった

私にとっては当たり前だが

今回も重いのでスマホはお留守番させていた

 

何度も行っているのに

ガラステーブルに映る空に気付いたのは初めてだった

雲は

珈琲になじんでいくクリーム

機内から見下ろす冬の山々

空を切り取った映像は刻々と変化した

時に鳥が横切っていくと

空を見ているのだと我に返った

それらを美容院のいい加減なBGMで

30分は眺めたのだった

 

そこを出たら視力がさえていた

風に揺れる街路樹の葉

紫陽花のグラデーション

学校帰りの小学生

何もかもをくっきりと鮮やかにとらえる力を

空から授かった