今、一言で塾と言っても、個別指導、集団指導、映像授業、自立指導などいろいろな形態があります。しかし、どんな塾を選ぶにしても、選び方のポイントは共通しています。まわりの評判を鵜呑みにしない

選び方のポイント

①「友達が行っているから」は一番危険です。
塾を選ぶ時、一番危険なのは「友達が行っている」塾だから行かすという決め方です。到達度が同じで学習意欲がある友達ならば良いですが。そうでなければ、お互いに流されやすいようになり、良い結果は出ません。勉強と遊びは別と割り切らせることが大事です。
また、近所の評判も参考程度にして、あくまでもその塾の指導がお子さんの状況に合っているかどうかが重要です。


②塾全体の理念や指導方法を持っているか
一番大切なのは、塾の理念です。ここがしっかりしていない塾はその時その時で指導がブレてしまいます。

③体験授業を2回以上受けられるか
どのような形式でも「自分の塾はこのように教える」という理念があります。教え方や学習に対する考え方がお子さんにあっているかどうかが重要です。体験授業で雰囲気も含め、あっているかどうか判断することが大事です。

④入塾面接で自分の子どもの状況などを説明してくれるか
体験授業でお子さんの状況を説明して、指導計画をしっかり立ててくれるかが重要です。それがないところは先行き心配です。

⑤先生はどういう人か
教えてくれるのは先生です。指導経験も気になると思いますが。それより大事なことは、子どものことをどのくらい理解しているか、子どもとの相性、やる気を引き出す力、問題に的確に答え教えられる力です。それらがないと思ったらやめた方が良いです。先生が何回も変わるというのは論外です。

⑥学習方法を教えてくれるか
出来るようになるためには、「問題をどう解くか」「ノートをどうとるか」などの学習方法を身につけることが大事です。学習方法をしっかり教えてくれるかは塾を決める時のポイントです。

⑦体系的に教えてくれるか
わからないというときは、それ以前のことがわからなくなっていることが多いです。わからない原因までしっかり考えて教えてくれるかどうかが重要です。特に、数学と歴史は体系的に習わないと出来るようになりません。

⑧指導時間や内容に無理はないか
指導計画にも関係しますが、大切なのは今やっている内容では無くて、わからなくなったところをどうするかです。わからなくなったところまで教えてくれる時間が保証されているかどうかは塾を決める重要条件です。

次回は個別指導、自立指導、映像授業、集団指導の良い点、悪い点について説明します。