昔、父が勤めていた会社のオーナー佐藤家にとてもお世話になった。

自分や兄弟たちが無事に成長できたのも、佐藤さんのおかげだと、
何十年経っても、その恩を忘れることはできない。


その息子さんに、2月の祖母の葬式で、久しぶりに再会した。


この震災でも難を逃れ、また話すことができた。


写真を撮るのが好きで、震災前の気仙沼の写真をたくさん持っているという。


今度見るのがとても楽しみだ。


僕が生まれ育った家の2軒隣の時計屋さんは、津波から避難する途中、
「忘れ物をした」
といって引き返し、その後、戻ってこなかったという。


弟の義理の両親は、病院まで避難する過程が、記憶から今も抜けているという。

みんな必死で想像を超える恐怖とパニックだったにちがいない。


それを考えるたび、胸が痛む。


復興の道が始まっている。
東北人の粘り強さで、一緒にがんばっていきたい。



そして、明日は、夕方5時から赤坂サカスで募金を行います!

陸前高田市出身の千昌夫さん、 大船渡市出身の新沼謙治さん、同じ気仙沼高校出身の村上弘明さんと協力して行います。


みなさん、お時間があれば、足を運んでください。