では、『生島ヒストリー75』です。



…さて、アメリカ生活に話を戻します。



ハウスキーパー生活もそこそこできるようになると、またまた、このままでいいのかなという疑問が湧いてき始めた。


英語についていえば、ハウスキーパー生活は交わす会話もかぎられていて、
少ないボキャブラリーでもコミュニケーションは成り立つ。


けれども、外国語を勉強するなら、その国の人とある程度のディベートが行えるレベルまで到達しなければならないんじゃないか、
と思うようになってきたのだ。


このまま、かぎられた世界にのほほーんと安住しているより、
アメリカの大学のキャンパス生活を送ってみるほうがベターじゃないかと考えた。


そこで、留学生になるためのTOEFLの試験を受ける準備を始めたのだった。


念願のアメリカ留学を果たすために!



それまでは、新聞・雑誌などの単語も大ざっぱに読みすごしたりしていたのだけれど、
一度受験を決めてからは、単語ノートを作ってこまめに暗記する作業をやり始めた。


よくわからない時はネイティブの主人に聞いたりして、試験に備えた。



そして、願書も自分で取り寄せ、一月下旬、ロスでTOFELテストを受けることになった。