では、『生島ヒストリー50』です。



…アメリカに来て、空手をやるということはボクの本来の目的とは違っているけれども、
空手を通じてアメリカ人とも知り合いになれるし、英語も勉強できるんじゃないか。


先生の人柄もよさそうだったし、と一晩考えて身柄をあずけてみようと決心した。


それに、もう所持金も底をついてきて、余りはたった三十ドルしかなかった。


どんな仕事でもやらざるを得ない状況だった。



Kさんとルームメイトのふたりに別れを告げて、ボクは新天地に向かった。



道場の前には、朱塗りの鳥居があって、思わずドッキリ。


客寄せのための先生の演出でしょうね。


道場の隣にはマクドナルドがあって、
こりゃ珍しいやと記念写真を撮ってしまいました。


それがまさか大々的に日本に上陸することになるとはね。