では、『生島ヒストリー30』です。



…乗った飛行機はPSAというドメスティック・エアーライン。

アメリカの国内線専門の会社で、日本でいうと、たぶん東亜国内航空というような存在だと思う。

機内には日本人は一人もいない。

アメリカ人のCAが来て、飲み物を欲しいかと聞くので、
「コーラ」を頼んだら、「コーヒー」が出てきた。

…どうなってんだろう、ボクの英語は。


文句も言わず黙って飲む。



隣の席には、白髪まじりの初老のおばさんが座っている。

親しそうに話しかけるまではよかったのだが、話は全部尻切れトンボ。

あっ、そうだ、と「アー・ユー・ミリオネア-?]と唐突にいうと、「オー・ノー」とおかしそうに笑ってしまった。

我ながらよく聞いたねえ、こんな質問を!

「変な外人」と思われたんだろうな。