私はとらままのお産に二度立ち会っている
私は医療スタッフではない
だから立ち会ったところで何をすればいいか分からず
今までもあたふたするのみであった
腰の擦り方さえどこを擦ればいいかよく分からず
カクカクとぎこちなく擦る
とにかく暇があればビデオ撮影に徹する
それでもそんな無知なまま二度立ち会った
きっと世のご主人はこんな感じだろう、と思う
そういうわけでもちろん今回も立ち会う予定であった
昨日、大雪が積もりつつある中職場からなんとか帰宅し寝た直後
電話が鳴った午前1時半
「5分間隔で痛い」
もう終電終わってるじゃないか
本人もまだ病院にも行っていない状況だったので
とりあえずその後の指示を待つことになり、寝直してみる
昨日からの雪が更に激しさを増し
ガラス窓をバチバチと打ちつけている音がしていた
きっと、タクシーも簡単には捕まらない
1、2時間で生まれそうということもないので始発で向かうことにした
慣れない積雪半端ない朝の5時
(写真がブレブレ)
大胆に雪を踏みしめながら始発で向かう
あれから何も連絡ないけど
まだ生まれていないことを願いながら
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