『ひとりごと。』 | -----この世界に映る偽りという名のボク。

-----この世界に映る偽りという名のボク。

基本書いているのは短編という名の自分がふと思ったことです。
誰かの心に留めていただけるような文章が書けるように日々頑張っています。

ーーなんだか寂しくなって
誰かにいて欲しくて
助けを求めようとただ泣いている

そんな自分が今でも大嫌いだ。

僕の部屋には携帯のSNSの
着信音だけが鳴っている。

うるさいなぁ。

そうつぶやいて
ごろりとベットで仰向けになる。

なんだか寂しい。

最近 その考えばかりが頭をよぎる。

友達と学校でたくさん騒いだからかな。

だから 一人になると寂しく感じるのかな。

誰か
そばにいてくれないかな。

そう思って
声だけでもと

助けを求めて携帯に手を伸ばすけれど
それから手は全く動かなかった。
誰でもいいと思っているのに
その相手が思い浮かばない。

情けなくなって
天井を見るけれど
溢れてくるのは涙だけ。

でも その涙を止めてくれる人 は
ーー誰もいない。


当たり前なんだけど
それでもなんだか傷つく自分がいて。

自分がどれだけ女々しいのか
改めて実感した。


自分が世界と引き離されたように
今は感じる。


今まで確かに自分がいた世界が
遠く感じる。


なんでだろうね。



でも
確かに僕はそこにいた。

一人になったからって
世界が変わるはずなんて無いのに
なんだか不安になる。



僕はちゃんと存在しているんだろうかって。

寂しくなって
くるしくなって。


今 僕はどこにいるんだろう。



ふと
さっきまで鳴っていたはずの
SNSの音が止まった。

静寂に包まれた中で僕は




ただ
自分が存在していなかったとしても

今僕の目に写っている
この世界のすべてが

僕の本当であって欲しいと
思った。



寂しいの満たされているから。

寂しいと感じるのは
自分に何かが足りないと
直感で感じているから。


その足りないものが何かはわからないけど


寂しいと思う限り
その寂しさを埋める何かが
きっと見つかる。



それを見つけ出すのは
簡単のことじゃないけれど


まぁ気楽にやっていてばいいんじゃないかな。


なんて思って。

いつか弱い自分を受け入れて
好きになれるような時がきたら
きっと何か変わるような気がした。




明日からは
自分のいいところも探して行こう。





とりあえず


明日晴れだったらいいな。



そんなのんきなことを思って

僕はその日
眠りについた。





寂しさなんて


寝て起きたら


忘れちゃうもんだよ。



きっとね。