14:00 北岳八角亭
プビンでかき氷を食べながら、今度のコースについて相談。
ヒラメちゃんの思い出の地を巡る案が伝えらえると、
「行かんでええ!」 と
断固拒否。
ヒラメちゃんは過去の思い出に浸るタイプではないようです。
そんならどこへ行く?
ってことで、ここらへんに詳しいシシャモさんが提案してくれたのが、「北岳八角亭」。
これまた私には初めてのところです。
プビンの近くで待機してくれていたタクシーに乗り込み、そこへ向かいました。
山道をくるくると上がって行き、かなり高いところまで。
北岳八角亭についたら、そこには駐車場に入ろうとする長い車の列がありました。
我々はタクシーなので、そこで降り、ドライバーさんが
「連絡くださーい」
と言って、去っていきました。
山道で車を止めるところもないので、ドライバーさんは一旦下山したと思われます。
ここでは景色を堪能し、写真撮影。
ソウルの有名な建物がなんでも見えて面白かったです。
登山客の中高年がわっさわっさしており。
私も韓国で年を取るのなら、いずれ登山を始めることになるんだろうか?
なんてことを思っていたら。
非常に活動的なシシャモさんとヒラメちゃんに、
「今度は一緒に登山しよう!!」
と誘われ、断りました。
景色を堪能した後は、山をおりて三清洞に戻ることに。
シシャモさんがドライバーさんに連絡してくれました。
待機できる場所がないため、一旦下山したドライバーさん。
また上がって来るには時間がかかるだろうと思いつつも、北岳八角亭前の道に出たら、
すぐに現れてびっくり!
我々がそろそろ観光を終えると思い、上がって来てたのでしょうか?
タイミングばっちりっすよ!
これがプロの仕事か!
山をおりて三清洞に戻る時、タクシーはピョンチャン洞の住宅街を通りかかりました。
ピョンチャン洞とは、韓国の大金持ちが住んでいるエリアです。
ドラマに出てくる大豪邸は、大体ピョンチャン洞で撮影されています。
「坂道ばっかりで交通の便は悪いし、お店はないし。住むには不便そう~」
と思ったのですが。
それは庶民の発想。
本物のお金持ちは車でしか移動しないし。
(実際、地下鉄の駅ができるという話がありましたが、住民が大反対したそうです)
食料だってなんだって届けてもらえるから、お店もいらないんだろうという話になりました。
三清洞に到着した我々。
ここでタクシーとはお別れしました。
ヒラメちゃんにとって重要な用事があったのです。
15:00 LONDON BAGEL MUSEUM
この日、ヒラメちゃんが朝早くから安国に来ていたのには理由がありました。
お友達からここのベーグルが美味しいと聞いていたので、我々との待ち合わせ前にベーグルを買おうと思っていたのだそうです。
このお店。
この店のオープンは9時。
9時半に行ったヒラメちゃんは、
5時間待ち
だと告げられたのだそうです。
それで諦めたのかと思いきや。
待機で電話番号を登録しといたそう。
日本在住のヒラメちゃんは韓国の携帯番号がなかったので、韓国の携帯を維持していたご主人の番号で登録していました。
この日、我々がお茶したりランチしている間、ご主人の携帯にはあと何組待ちか連絡が来ていたようです。
ちなみに、ヒラメちゃんが朝9時半に登録した時には500番台。
その時点で500組以上待ってるって、
どんだけ~!!??
500番台だった番号が、午後になりやっとこさ60番台になっていたのです。
そろそろベーグル屋の近くて待機しようということになりました。
ベーグル屋前に到着しましたが、くるくると山道を下って車酔いしていたヒラメちゃんが「歩きたい」と。
なので、ベーグル屋周辺をお散歩しました。
あれこれお喋りしながら楽しくお散歩している途中、ヒラメちゃんが携帯を見て、
「ヤバイ!!順番が来たっ!!!」
と言い、
突如、ダッシュ!!!
えええー?
取り残された私とシシャモさん。
急いでヒラメちゃんの後を追いかけました。
なんと、このベーグル屋、順番が来て5分以内に入店しないと入れないのだそうです。
ヒラメちゃんはご主人経由で連絡を受けていたため、遅れてしまいました。
5時間以上待って、入れないなんてことあんの??
とドキドキしていましたら、入り口の係の人が
「本当はダメなんですけど・・・・」
と言いながらも許可してくれました。
朝9時半に行って、入店の許可を得るのに5~6時間かかっているわけです。
そこまでして人々が買いたがるベーグル・・・
どんだけ美味しいのかしら・・・・?
と、興味をそそられていましたら。
「3人で登録しといたから、あんたらも入れるで」
とヒラメちゃんがいうではありませんか!
おおおおお!!!
私もここのベーグル買う権利あんの?
入店の権利を得るのにすら、非常に労力を要するベーグル屋。
そこに私も入れると聞き、ヒラメちゃんに感謝!!
3人で嬉々としていざ入店!
むっ・・・・
熱気が・・・
熱気がすごい・・・
あまり広くない店内では、大量のベーグルを供給するため大勢の従業員が忙しなく動いており。
店内の飲食スペースは全て満席で、みんながベーグルをがっついています。
そして、ショーケースの前には、持ち帰り用のベーグルを買う客がトレイとトングを持って並んでいます。
入店制限かけていても、人が多くてすごい空気。
うわっ・・・
ちょっとこの空間無理かも・・・
しかしながら、この機会を逃すわけには行きません。
私もベーグルを買うべく、列に並びました。
そこで私はちょっとイラッ。
こんだけ待たされてやっとこさ入店したのに。
商品がそろってない。
美味しそうなものが売り切れなのです!
「オニオン」とか「チーズポテト」とか美味しそうな名前なのに、からっぽ!
でも、今この瞬間しか我々には買うチャンスがありません。
プレーンと塩バターとチョコの3つを選びました。
てか、ここのベーグルを熱望していたヒラメちゃんは2個なのに。
棚ぼたで、ついでに入った私は3個、シシャモさんは4個購入していました。
持ち帰りなんだから、お会計の時にささっと袋に入れてくれるのかと思いきや。
呼び出しベルを渡され、しばらく待たされることに。
もうさ、
辛い。
ごった返す店内で待っているの辛い。
暑いし、空気悪いし。
立っていたら、たびたび通りかかる従業員たちにどくように言われるし。
この空気の悪い店内で飲食している人たちが不思議なほどです。
結構待たされてやっと自分のベーグルをゲットできた時にはホッとしました。
待たされた分、可愛く包装してくれました♡
・・・・いや、
ベーグル3つを紙袋に入れるのに、そんなに時間かからんだろ!(こっちが本音)
気持ち悪くなったのは私だけじゃなく。
シシャモさんも、
「もう少し待たされてたらヤバかった・・・・」
と言っていました。
店内に充満している「ベーグルをゲットするぞ~!!」という欲望の熱気が気持ち悪かったそうです。
それな。
ヒラメちゃんのおかげで、たいした苦労もせずここのベーグルを買っといてなんですが。
週末は絶対におススメしません!!!
絶対にやめたほうがいい!!
平日ならそこまで待たされなくていいそうです。
ちなみにお味は、
うん、確かにおいしかった!
もちもちしてて、エビも大喜びで食べてた!
でも、あんだけ待たされた挙句、商品そろってない状態で買わなきゃいけないとなると、
微妙。
棚ぼたで買えたくせにね。
とにかく、週末は行かないほうがいいです!(しつこい)
16:00 光化門のカフェ
ベーグル屋で生気を吸い取られた私たち。
全員、冷たいコーヒーを欲していました。
みんな光化門から帰るので、光化門駅周辺のカフェに行くことに。
週末だからか、どこのカフェも混んでいましたが、やっとこさ静かなカフェを見つけました。
みんなでアイスコーヒーを注文。
散々食べたから、いらないと言いましたが。
前日が私の誕生日だったので、シシャモさんが小さなケーキも注文してくれました。
そこで、シシャモさんのカバンから
被り物が出てきました。
朝からあちこち行ったのに。
シシャモさんはずっと持ち歩いていたのです。
シシャモさんたら!
どんだけサプライズ好きなのよ?w
我々はそれを頭にかぶり、記念写真を撮りました。
カフェで浮いてる40代のおばちゃんたち。
写真を撮っている最中に、呼び出しベルが鳴り。
ヒラメちゃんがとりに行ってくれました。
ハートを被ったまま。
強い。
強いわ、ヒラメちゃん。
シシャモさんが買ってくれたケーキと43歳の私。
「ケーキいらない」と言っておきながら、美味しかったのでぺろりと食べました。
このカフェで一休みして、生気を取り戻した我々。
17時過ぎにカフェを出て、3人で光化門駅までぶらぶら。
「おばちゃんは頻尿だもんね~」
と言いながら、みんなで教保文庫のトイレに寄って帰りました。
そんな日曜日。
3つにわたる長い記事にお付き合いくださり、ありがとうございました~!
この一日のどこの部分を抜き出して書こうか迷い、結局時系列で全部書いてみました。
普段コヤン市に引きこもっている私には、久しぶりに濃い一日でありました。
来年の秋に再びヒラメが現れる・・・
ヒラメ、またの名をののこ。
彼女のブログはこちら。
日本のベーグル安くて美味しそう♡
ネットなら並ばなくていいし!(ここ重要)












