新卒で監査法人勤務2年目のUSCPAです。監査法人で働くってどんな感じかということを個人的に書いています(テーマは在宅勤務、職場環境、キャリア、投資などいろいろです。)今回はまたまた読んだ本の紹介です。USCPAの勉強と違う点も書きたいと思います。

 

今回は「バフェットの財務諸表を読む力」という本です。内容は投資判断を行う際に一番いいのは、永続的競争優位性のある企業を見つけてそこに長期的に投資しようというものです。そのために、財務諸表でどこをどのように見ていくかを財務諸表上の勘定科目ごとに解説しています。

 

これはすごく面白いなと思いました。(もう常識化しているのかもしれませんが)

USCPAで勉強した内容と違うのは、

 

・USCPAは財務諸表上の科目の概念を学ぶ

→この本は財務諸表を読み解いて、企業の本質を見つけるという感じ

・USCPAは会計処理と会計基準も学ぶ

→この本はそういうややこしいものがない

・USCPAは個々の勘定科目にフォーカスするので全体の企業の動きをイメージしづらい

→この本は財務諸表を示しつつ、科目を1つずつ見ていくので動きがイメージしやすい

 

自分自身本来この本に書いている分析とかを勉強したかったので、面白かったです。全体的に浅く広く書かれていて、かつ内容も簡単なので、非常に読みやすいです。(USCPAの本とは学習目的が違うので比較しても意味ないですが、併せて読むと勉強になりそうだなということです)

 

例えば、粗利率についてこの本の解説は

粗利率が一貫して高い(この本だと40%以上といっています)企業は競争優位性を保てているため、長期投資先にふさわしい。

とかですね。(まあこれは当たり前なんですが笑)

USCPAの勉強だと粗利率(Gross Profit)はこういう概念でこう計算できますよ、棚卸資産とも関連しているよ。とこんな感じの説明くらいですかね。

 

こういう本を一回読んでみて、再度USCPAを勉強してみると違った視点で見えてきて、面白いかもしれないですね。

何のために会計を勉強しているのかを思い知らされる本でした。

次回はこれにつなげて、監査だとどういうことをしているのか?こういう分析をしているんじゃないの?どういう分析をしてるの?

こういった点について書いていこうかなと思います。(せっかく売上原価で書いたので、売上原価で次回も書きます!)

 

ではでは