昨日はマグロさんにエビを預け、夕方まで遊んで帰って来たため、

帰宅後の夕飯作りが面倒くさくて。

 

ちょっと前に給料も出たことだし、

焼き肉を食べに行こうと提案して、外食しました。

 

で、その帰りにエビが公園に行きたがったので、公園へ。

時刻は午後7時半ごろです。

 

ちょっと前までこの時間でも明るかったのに、

あっという間に日が短くなって真っ暗になっていました。

 

それでも土曜日だったからか、結構な賑わいの公園。

 

小さい頃は腕の力が弱すぎて、上る系が全くできませんでしたが、

ジャングルジムにハマったおかげで、上る系の遊具が好きになりました。

 

で、公園に到着するなり、

今日のトップ画像の遊具に突進し、上ったわけですが。

 

 

下りられなくなった・・・・・

 

 

この遊具で遊ぶのは久しぶりでしたが、

それでも、何度も上り下りしたことのあるもの。

 

「大丈夫!大丈夫!いつもできてたじゃん~ゆっくり下りてごらん~」

 

と、私もマグロさんも笑って見ていたんですが。

 

エビ

 

「怖い!怖い!怖い!」

 

と大騒ぎを始めました。

 

私とマグロさんが必死に下り方を説明しましたが、

 

「いいから!つかまえて(ささえて)!!!早くつかまえて!!」

 

エビが怒り出し、マグロさんの表情がさっと変わりました。

 

エビはできる!一人で下りろ!」

 

これが初めての遊具だったら、マグロさんも助けたそうですが。

これまで何度もできていた遊具だったので、絶対に助けないと。

 

 

そこから、長い長い我々家族の戦いが始まりました。

 

 

エビは泣き出し、手に汗をかいたのか

 

「手がすべる!怖い!」

 

とさらに大騒ぎ。

 

大泣きしながら、叫び続けるエビに、

何ごとか?と公園中の人から大注目。

 

人の目を気にする私には地獄です。

 

親はそっとしておいてくれましたが、

小学生ぐらいの子供たちが次々に集まってきて、

エビに下り方を教えてくれました。

 

しかしながら、普段よく遊んでいるジャングルジムより間隔が広いせいか、

足を下ろしてもなかなかつかないので、恐怖を感じるよう。

 

足を下ろしては、

 

「できない!怖い!」

 

と大騒ぎをして、振りだしに戻っていました。

 

「落ちたらどうすんのー!?また足にひびが入るー!!!!」

 

と騒ぐエビに、マグロさんは段々と表情が険しくなり、

 

「落ちてもいい!一切助けないから、エビが一人で下りてこい。

下りられないなら、一晩中ここにいろ!」

 

と厳しい言葉。

 

エビが一人で乗り越えられなければならないことだと分かりますが、

母としては、心配で助けたくなるもの。

 

「ママが後ろですぐに受け止めるから、下りてごらん!

手をここにおいて!」

 

と、アドバイスをしながら助けようとしたら、

 

「いいから、イクラはどっかに行ってろ!」

 

と、マグロさんに怒られました。

 

どのぐらい経ったでしょうか?

たぶん20~30分ぐらいだったと思うんですが、

私にはものすごーく長い時間に感じられました。

 

相変わらず、エビは、顔中から液体を垂れ流し、恐怖で泣いています。

 

そして、突如エビが、

 

「トイレ・・・・うんち・・・・」

 

と言い出しました。

 

そこから、私が大焦り。

 

エビを助けようとしたら、

 

「助けるな!エビが下りられないなら、そこでうんちしろ!」

 

マグロさんは相変わらずの厳しい顔。

 

恐怖の中、うんちまで漏らすなんて・・・・

エビの気持ちを考えたら耐えられない!!

 

「こんなことをしたら、トラウマになるじゃないの!

日によってコンディションだって違うだろうし、別の日にまた挑戦すればいいじゃない!」

 

「今ここで辞めたらそれこそトラウマになる!

あまり考えたくないことだけど、僕たちはいついなくなるか分からない!

いつまでも助けてあげられないんだよ!エビが一人で克服しなきゃ!」

 

この状況に、いつの間にかそんな重い意味が課せられていたとは・・・

 

段々と、夫婦喧嘩に発展しそうな勢いです。

 

エビは泣きながら、「うんち・・・うんち・・・」とつぶやいており、

目の前で我が子が恐怖と便意で苦しんでいる姿を見ているのが耐えられなくなった私。

 

体の奥底から何かがこみ上げるのを感じました。

そして、

 

 

 

「あしぃ~!!!ここぉ~!!!!

ママが後ろにいるからっ!

いいから、足伸ばせぇーーーーー!!!!

そうそうそうそう!!!手はそこぉ~!!!!」

 

 

と、自分でもビックリするぐらいの気迫で叫び、遊具をパンパンと手が痛くなるほど叩きました。

そんな母の勢いに押されたのか、はたまた便意がどうしようもなかったのか、

 

エビが突然、下りてきました。

 

私はエビを抱きしめ、そのまま手をつないでトイレのある建物に走りました。

握ったエビの手がすごく冷たくなっており、涙がどっと溢れました。

 

今回のマグロさんの行動は、親として理解できるんですけど、

それでもエビをこんな目に合わせたマグロが憎たらしく、

エビが下りてからマグロさんとは目も合わせませんでした。

 

トイレに向かっている間、

 

マグロへの怒り。

そして、手が冷たくなるほど長い時間、遊具の上で恐怖を味わったエビの気持ちを思い、

胸が押しつぶされそうなほど苦しかったのですが。

 

トイレがある建物までの道のりに、屋台のたこ焼き屋があり、

それを見たエビが、

 

「ママぁ~たこ焼きっ!ここにたこ焼きがあるねえ~♪」

 

大阪旅行以来、たこ焼きの絵を描いたりして、

たこ焼きLOVEのエビが、それはそれは嬉しそうに言って来て、

 

 

は?

 

 

しかしながら、今はうんちが先です。

大急ぎで、トイレに行きました。

 

またもや女子トイレは人がいたので、マグロさんにエビを託しました。

 

男子トイレの前で静かに涙を流しながらエビを待っていましたら。

(はたから見たら、ただの怖いおばちゃん)

 

エビマグロさんがそれはそれはご機嫌で出てきて、

 

「さ!帰ろうか!」

 

と、にっこり。

 

 

え?

 

 

マグロさんが当たり前のように私の手をつないできたので、

思わず払いのけましたら、エビマグロさんも、

 

きょとん。

 

どうしたの?というような顔です。

 

約30分間(実際にはもっと長く感じられた)、

恐怖におびえるエビを見続けた私が 

 

 

心に傷を負ったわ・・・・

 

 

私が完全にトラウマです。

実は今、この記事を書きながらも涙が出て来ます。

 

 

マグロさんのように、

 

信じて待つ

 

と言うのが、子育てでとっても大切だということだと頭ではわかっており、

憎たらしいとは思いつつ、マグロさんのやり方を責めはしないんですけど。

 

心がついていかない・・・

 

私には、信じて待つ過程が辛すぎて辛すぎて。

 

昨夜はぐったりとして、帰宅してすぐ寝込んでしまいました。

 

 

私は昨日のショックを今日まで引きずっており、

このブログを書きながらも涙を流しているというのに。

 

顔中から液体を垂れ流して、恐怖と便意にさらされていたエビは、

遊具から下りた直後にもたこ焼きの屋台に喜び、

 

「そこに一晩中いろ!うんちが漏れても知らない!」と

厳しい顔で言い放っていたマグロさんは、何ごともなかったかのようにニコニコ。

 

 

ガラスのハートの持ち主である繊細な私とは全く違い、

エビマグロさんはいい意味で鈍感&ポジティブだというのは

ブログに何度も書いている通り、重々承知なことなのですが。

 

その違いをまざまざと見せつけられた出来事でありました。

 

これからのエビの人生、苦しかったり、悲しかったり、恥をかいたり、

色んな嫌な出来事に直面することがあると思います。

 

本人は辛い思いをしても、持ち前のポジティブさですぐに立ち直るでしょうが。

 

 

私の精神が持ちません・・・・・

 

 

自分のことだけでも精一杯なのに、

エビが経験する出来事にまで、私は精神をすり減らしそうです。

 

その後、トイレ騒動で公園にキックボードを忘れてきたことを思い出し、

3人で取りに戻ったんですが。

 

ついでに、また遊具に上がってみたら?と促してみたら、

エビがスルスルと上り、スルスルと下りてきました。

 

あの出来事は一体何だったのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

私にトラウマができて終わっただけ。

エビの恐怖とか苦しみを見るのは耐えられない。

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