イクラのブログ@KOREA-100425

引っ越して2ヶ月が経ちました。


ヴィラに住んでいた私たちが全財産を失い、引っ越した先は更に大幅レベルダウンの家。

現在の家は、韓国語で「多家口住宅」と呼ばれる家です。

アパートを買ってもらった方は滅多にお目にかかれる物件じゃありません。(T_T)


簡単に説明しますと、大きな家に数世帯で住んでいます。

玄関もそれぞれ違うし、ちゃんと独立しているので造りがちょっと違いますが、

感覚的には「めぞん一刻」みたいな?


ヴィラより断然狭い(2K)というのが、大きなマイナスですが、

実は以前の家より居心地良く暮らしています。


建物も私が好きなレトロ感がありあり。

レンガ造りの昭和って感じです。


上の階に住んでいる大家さん家族も、隣のおっちゃんもめっちゃいい人だし、

時々、大家さんにはご飯まで作ってもらってます。えへ。


今日の夜なんて、大家さんちに上がりこみ、

「モッツァレラチーズ、大好き!」って言ったら、冷蔵庫にあったチーズくれました。


このように、ずうずうしくもこの家になじみ、

結構居心地良く楽しく暮らしているんですけどね。


今の家より1.5倍は広かったヴィラで、

「アパートを買ってあげられなくてごめんね!狭いところで苦労させてごめんね!」

と3回ほど泣いたお義母さんは、引越し後、一度も遊びに来てくれません。


誘っても、なんだかんだと理由をつけて断られています。

次男夫婦の現実を知りたくないようです。

何とも悲しいことです。(TωT)


さて、この狭いながらも居心地のいい我が家。

大きな難点がひとつあります。


それは音が筒抜けなこと。


引越してすぐの夜。

パソコンに向かって仕事をしていたら、「こほん、こほん」と男の人の咳が聞こえてきたのです。


この家は出るのか!!??


とビックリしたんですが、すぐにそれが隣のおっちゃんのものだとわかりました。

おっちゃんはヘビースモーカーでして。

どうやら肺の調子が良くないよう。

家にいる日は一日中咳をしています。


ま、咳が聞こえるのは別にいいんですけど。

それより問題なのは、この壁の薄さ!

咳が聞こえるってことは、私とマグロさんの声やら生活音が筒抜けってことですよね!?


一度、おっちゃんに電話がかかってきたようで、話し声が聞こえてきました。

内容まではわかりませんが、声のトーンはバッチリわかります。


私、こんなに音が筒抜けなところに住むのは初めてなんです!

今までの家も足音はすごかったんですが、声は一切聞こえなかったんですもの。


なので、とっても気を使います。(*´Д`)=з


マグロさんが夜中にデカイ声を出せば、「しーっ!!」。

朝、アラームが鳴れば、おっちゃんを起こしてしまう!と、ものすごい勢いで止めます。


別におっちゃんから苦情があったわけじゃないんですけど。


そして最近、気になることが・・・。

ここ一週間ほど、おっちゃんの調子がどうも悪いのです。

咳が今までの2倍ぐらい。

咳のしすぎで呼吸ができてないんじゃないかと、心配です。


マグロさんと二人でおっちゃんの体調を心配する日々。

音が筒抜けなだけでなく、隣人の体調にまで気をもんでしまうという、何とも疲れる家です。


でもね、壁が薄くて悪いことばかりじゃないんですよ。


この間、急にマグロさんが泊まりになった夜。

布団の中で心細くしている私の耳に、おっちゃんの咳が聞こえてきたんです。


あ、おっちゃんが隣にいる・・・。


そう思ったら安心して眠れたのでした。





・・・・・でも、それってどうなの?( ̄ー ̄;