昨日（日曜日）の夜、お義母さんがみんなに話したいことがあるというので、一緒に晩ご飯を食べました。
義妹は友達と約束があって欠席。
「あのねえ、正式に決まってから話そうと思ったんだけどねえ。実はねえ・・・・」
ともったいぶるお義母さんに代わり、お義父さんが満面の笑みで、
「お前らの母さんが、働くことになったぞ！酸素発生器の営業だ！」 と。
さ、酸素発生器！？(￣□￣;)!!
すでに営業として研修中で、５日間ほど会社に通っているそうです。
お義父さんも暇なので３日間ほど一緒に行ったそう。
つっこみどころが満載だったんですが、とりあえずお義母さんから詳しい話を聞くことに。
ことの始めは、お義父さんの高校時代の後輩を名乗る人から、電話で誘われたそうです。
お義父さんはその後輩の名前も初めて聞いたし、会ったこともない人だそう。
すでにアヤシイ。(-。－；)
最初はお義父さんが誘われたんですが、月～金の勤務は今の体力ではできそうにないので、
代わりに興味を持ったお義母さんがやってみることにしたんだとか。
基本給は何と３５７万ウォン（３５万７千円以下）。
これにプラス、インセンティヴがつくそうです。
ありえねー。(￣□￣；)
研修を受けている人は、みんな５０代～６０代の人ばかり。
５０人ほどいるそうです。
５日間の研修では、酸素発生器のすばらしさについて学んだらしく、
義両親、二人そろって、いかに酸素発生器がいいか熱弁をふるい始めました。
すでに洗脳されています。(Ｔ▽Ｔ;)
話を聞けば聞くほどあやしく、あまりにもありえない話なので時々笑いがこみ上げてくるほど。
一通り、話を聞いたところで義兄とマグロさんが攻撃。
「あやしすぎる。ネズミ講じゃないのか？」 と言ったところ、
お義母さんがものすごい勢いで
「それはない！！ちゃんとした会社だよ！
あやしいところなんて何にもないんだから！！」 と興奮して反撃してきます。
すっかり、その会社に魅了されているようです。
そこで義兄とマグロさん、時間をかけて冷静に会社についての質問を投げかけていきました。
それに答えていくうち、義両親とも、会社の矛盾点に気がついてきたよう。
やっと我に返りました。
お義父さんなんて、
「オレは最初からあやしいと思ってた。
でもお前らの母さんがやってみたいって言うから黙ってたんだ」 と。
うそーーーーーーーーーーーーーーーー！！
お義母さんと一緒に、酸素発生器のすばらしさについて熱弁をふるってたくせに！
息子たちにけちょんけちょんに負かされたお義母さん。
悲しそうにしゅんとなってしまいました。
新しい仕事が始められると喜んでいたのにね。
さらにお義父さんが、
「お前らの母さんは、お金がないから働こうと思ったんだ。
お前らの仕送りを増やせば全く問題ない！」 と。
それだけは勘弁してくだせえ。（TДT)
とにかく、お義母さんは今後二度と研修に参加しないと息子たちに約束させられ、
酸素発生器の営業をキレイさっぱり忘れることにしたのでした。
帰りの車の中。マグロさんが悲しそうに言いました。
「家族で一番しっかり者の母さんが、
誰が聞いてもあやしいと思う会社にひっかかるなんて。
こんな判断ができなくなっているのを
今日、目の当たりにして、母さんが年をとったことを知ったよ」
・・・・確かに。 (TωT)
私には、ちょっと笑える出来事だったんですが、
実の息子であるマグロさんにはショックなことだったようです。
親が年をとったと実感するのは本当にツライですよね。
うちの日本の親、大丈夫だろうか！？
今後は何でも子供たちに相談するよう、言っておかなきゃ！と思いました。