イクラのブログ-090921


大学4年時の夢は海外で日本語を教えることでした。

しかしながら、卒業後すぐに海外に出る予定だった私に、教授が猛反対!


教授が言うには、海外の日本語学校では、ネイティヴである日本人は

上級クラスのフリートーキングしかさせてもらえないことが多いそう。

本気で日本語教育をしたいのなら、日本で最低2年の経験を積んでから行けと言うのです。


泣く泣く、日本の日本語学校に就職。

そして大学でティーチングアシスタントをしながら、海外行きのチャンスを狙っていました。


日本での日本語教育も2年目の半分過ぎた頃、今度こそは海外だ!と海外の日本語学校探しをスタート。

すると、今度は、日本語学校の上司から強い反対が。

ベテランの先生方から、次々に海外で教えることのデメリットを聞かされました。


その中で特に印象深かったのはこんな話。


「海外の日本語学校ではねえ、大体上司が現地人と結婚して、

現地に長く住んでるおばさんなのよ。

そういう人はいまだに10分『じゅっぷん』じゃなくて、『じっぷん』

と発音しなさいって、一昔前の日本語を教えてる人が多いんだってよ。



その後、私はマグロさんと本格的にお付き合いが始まり、カナダへ行ったりしたもんだから、

一旦、日本語教育から離れてしまいました。


そして、マグロさんとの結婚を機に、すっかり忘れてた夢、

「海外で日本語を教える」ことが叶ったのです。


日本で色々と聞かされていたデメリットのおかげで、韓国の学院で働くことに躊躇していましたが、

今の職場に限って言えば、一昔前の日本語を教えてるおばさんもいないし、

初級から日本人講師に任されるので、日本語教育的にも、日本と変わらず鍛えられます。




そして、すっかり秋めいてきたソウル。

半そでで仕事に行った私に職場の人が


イクラ先生、寒くないんですか?」 と聞いてきました。


「大丈夫です。首巻持ってますから」 と私。


「え?首巻って・・・。そりゃ、ないんじゃないですか」 と苦笑い。





・・・・また、やってしまいました!( ̄Д ̄;;


どうも、私、語彙が古いんですよ。

「スカーフ」「ショール」という言葉は知ってるのに、口から出る言葉は「首巻」。

今まで何度突っ込まれたことでしょう。


そして、「首巻」は突っ込まれても仕方がないと自分でも思うんですが、

ちょっとビックリしたのは、



「ゲッ」 (嫌なメールを見たときに出た言葉)


「びびった」 (後ろから触られて、ビックリしたときに出た言葉)



これを突っ込まれたときです。



これって、死語だったんですかー???

そんな意識なかったから、ホントにビックリしました。


「びびった」が死語だったら、ビビる大木の存在って・・・・。



ギャグじゃなく、本気で死語を使ってる私・・・・。


「現地人と結婚して一昔前の日本語を教えてるおばさん」って、明らかに私の近い将来!!!


これはヤバイです・・・・(T_T)



これから、ナウなヤングはどんな言葉使いをしているのか、

ネットで日本のバラエティを見て、日々研究しようと思います。