土曜日はシアボジ(お義父さん)の誕生日パーティーでした。
今年で還暦です!!
本当の誕生日は9月8日だけど、その日は中国旅行に出かけるということで、早めにパーティー
が行われました。
テグ市にいる親戚など、みんな集まって総勢18名。
今回のような親戚の集まりは大体年に3,4回ぐらいあります。
みんな、すごくいい人で、かわいがってくれるし、冗談を言い合ったりしてとーっても楽しいんですが、
めんどくさいのが服装。
マグロ家は会社が倒産して、もはや富裕層ではありませんが、親戚は皆さん、お金持ち。
大体いつも、高級レストランの個室でコース料理と決まっています。
普段カジュアルな私たち夫婦はこういう堅苦しい場所が苦手。
その上、お義父さんが長年アパレル業界で働いていたもんで、ファッションにうるさいんです。
特に、この親戚の集まりの時には、カワイイ嫁を自慢したいそうで・・・・。
入籍した直後に、お義父さんに言われた“嫁としての心得”(←これについてはいつかブログに書きたいと思ってます)
の中に、
「親戚の集まりの時には、お義母さんが自慢できる嫁としての装いを心がけること」
というのがあるんです。(-_-;)
ですから、当日の朝までスーツにするかワンピにするか散々悩み、マグロさんにあたりちらし、
結局、黒いワンピにお義母さんにもらったサファイアのアクセサリー&ヴィトンのかばんを持って行きました。
サファイアもヴィトンも親戚の集まりの時ぐらいしか出番がありません。(私の趣味じゃない)
会社でさえTシャツ&ジーンズで行くマグロさんもこの日ばかりはスーツです。
そんなこんなでいざ土曜日!
7時からスタートですが、マグロ家は6時半に江南(カンナム)のレストランに集合です。
私は6時まで仕事があったので、マグロさんとは別に一人でレストランに向かいました。
向かう途中、ふと、手ぶらで行っていいのだろうか?という疑問が・・・。
目に見えるプレゼントがありません。
なぜなら、今回の誕生日プレゼントはマグロ3兄妹で話し合って、このパーティーの費用と
中国旅行のお小遣いを出すことにしたんです。
私たちからもすでに40万ウォン(イクラ基準で4万円)を義兄に渡しているので、マグロさんは
これ以上何も準備しなくていいと言っています。
※義兄なんて、長男だからと80万ウォンの出費です。ひいっ。
でも、ケーキぐらい買って行ったほうがいいんじゃ・・・?と思い、
マグロ妹に相談の電話をしようとしましたが、彼女は仕事中で電話に出られない状態。
仕方がないので、そのまま手ぶらでレストランに向かいました。
職場からレストランは徒歩10分なので、私は早めに到着。
義両親と義兄の3人がいました。
なんと会場にはすでに大きなケーキの箱が。
おお、ケーキあったのかーと思い、お義兄さんに
「アジュボニム(義兄)がケーキを準備なさったんですか?」と聞いたら、
「いや、ウンジン(義兄の彼女)が注文してここに送ったんだよ。」とのこと。
このウンジンさん、マジすごい。てか、若干ひくぐらい。
お義兄さんにぞっこんで、マグロ両親に気に入られようとする努力が半端ないんです。
プレイボーイのお義兄さんが、一時期ウンジンさんと別れて他の人と付き合っていた時期がありましたが、
その間も義両親に手紙を書いたり、メールを送ったり。
付き合っている現在では、義両親にプレゼントはもちろんのこと、毎日のように電話かメールしてるそう。
嫁の私でもあんまりしないのに・・・。(-з-)
韓国では、彼氏の両親にもここまでするのかー!と最初はびっくりしていましたが、
義妹いわく、「ウンジンさんが異常だよ」と。
正直、ウンジンさんは義兄のタイプではないんです。
義兄のタイプはバリバリのキャリアウーマンで全く家庭的でない人。
でも、義兄は長男として自分の両親を大切にしてくれる人と結婚しなければならないと考えて
いるようで、現在ウンジンさんと付き合っているんです。
だから、なかなかウンジンさんとの結婚に踏み切れません。
でも、とにかくウンジンさんは義両親にも私たちにも優しいので、
私も義妹もウンジンさんが我らマグロ家に嫁いでくれたら、どんなにいいだろうと話しています。
とにかく、ウンジンさんのおかげでケーキの心配はなくなりました!
さすが、ウンジンさん!!
でもやっぱりパーティーには目に見えるプレゼントがあったほうが、“いい嫁”を演出できるんじゃ
なかろうか、と思い、まだ到着していないマグロさんに電話。
「ねえ、花束でもあったほうがよくない?手ぶらで居心地悪いんだけど。ちょっと買って来てよ。」
「何言ってんだよ。もうお金払ったんだから、いいんだよ。花束なんていらないから!」
マグロさんは花束は無駄だと。
でも、私的に、嫁がみんなの前で花束を渡したら、お義父さんがいつも言ってる“自慢の嫁”が
演出できるんじゃないかと思ったんです。
結局、親戚も皆集まり、私は何のプレゼントも持たないままパーティーがスタート。
っと、そこに!なんとウンジンさんが登場!!!
「アボニム(お父様)、遅れて申し訳ございません。お誕生日おめでとうございます。」
その手には花束どころじゃなく、大きな大きな花かこが。
ま、負けた・・・・
惨敗です。ウンジンさん。あなたこそ“自慢の嫁”にふさわしい。
ウンジンさんが義兄と結婚したあかつきには、「よくできる自慢の嫁」はウンジンさんにお任せし、
私は「お馬鹿だけど憎めない次男の嫁」あたりの座に着きたいと思います。
ウンジンさん、待ってますからーーーーーーーーーー!!:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
・・・とそんなこんなで土曜日終了。
続いて、日曜日編へ。