無事を祈りながら、深夜ずっと病院で一人涙していたことを、常に思い出しながら、この1年過ごしてきました。
いくらが私の前からいなくなってしまうことが怖くて、1日1日いくらの幸せを考えて生活してきました。
何とか1年再発せずに迎えられて幸せです。
この1年で息子たちもより一層、いくらを大切にするようになりました。
背骨は曲がってしまったし、添い寝はできなくなってしまったけれど、ストーカーのように後を追い、散歩も毎日欠かさずしています。
癌は2年間の経過観察で、まだまだ予断は許しませんが、いくらが健やかに16歳を迎えられるよう、見守りたいと思います。
たまに考えます。あの時、高齢だから、と手術を避け続けていたら今頃どうだったか。
5時間の麻酔に耐えたいくらと今一緒にいられることは奇跡なのだと、思います。